猫と暮らす
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人気の【キジトラ猫】 飼い主さんの声から飼いやすさを検証してみた
毛柄のかわいさなどから人気のキジトラ猫。しかし、実際に一緒に暮らすとなると、飼いやすいのでしょうか? 今回は、ねこのきもちWEB MAGAZINEが2018年3月に実施したアンケートをもとに、キジトラ猫の性格と飼いやすさを検証します。
※2018年3月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 278人)
※2018年3月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 278人)
飼いやすさを検証する前に、キジトラの毛柄をおさらいしよう!
キジトラとは、茶色に黒く太い縦縞のラインが入る毛柄の名前です。この縞模様はお腹まで続いていて、目元や足元は縞模様が濃く出る傾向が。また、キジトラは毛色をつくるメラニン色素が多いため、肉球も黒色や濃いチョコレート色になりやすいといわれています。
キジトラ柄は、どんな種類の猫に多いの?
アメリカン・ショートヘアなどの純血種にも、茶色い地色に黒の縞模様をもつ猫がいますが、これらは渦巻き状に模様が入る「クラシックタビー」という毛柄です。キジトラのような縦縞の毛柄は雑種猫が多いため、キジトラ猫をペットショップやブリーダーを介して、迎え入れるのは難しいとされています。
飼い主さんに聞いた! キジトラ猫ってどんな性格?
キジトラ猫の模様をつくる遺伝子は、猫の祖先といわれるリビアヤマネコとほぼ同じ構成をしており、性格も野性的な一面があるといわれています。では、実際にキジトラ猫と暮らしている飼い主さんは、愛猫の性格をどう感じているのでしょうか。
キジトラ猫ってどんな性格?
- 「穏やかで甘えん坊、でも戦闘能力は他の子に比べて1番」
- 「野生的で行動が素早い、抱っこがあまり好きじゃない」
- 「野性的でよく走り回ります。警戒心が強いのかビビりです。よく鳴きます」
- 「とにかく甘えん坊」
- 「飼い主、好きな人の前ではとても甘えん坊」
- 「警戒心が強く怖がりで私以外の人には決して心を許しません。私には超が付く甘えん坊です」
性格の違いは性別にも!?
●オスのエピソード
- 「子猫のときに遊びに真剣になりすぎて襖に激突し、脳震とうを……。いつでも遊びが真剣勝負」
- 「帰宅すると、すぐにジャンプしてそのまま抱っこ状態。ひとしきり顔スリスリしたあと降ろせと暴れる」
●メスのエピソード
- 「知らない人、初めて見る人には特に警戒する。人だけでなく、大きいクッションなどにもかなり警戒する」
- 「お友達が来ても、隠れて出てこない」
キジトラ猫は警戒心が強く野性的な性格をもつ一方で、心を許した人には甘えん坊になる傾向が。また、オスはやんちゃで甘えん坊、メスは人見知りでシャイな傾向があることも、アンケート結果から読み取れます。
なお、キジトラ猫は本能をむき出しにして夢中になることが多いので、飼い主さんの手で遊んでいると噛んでしまうこともあるようです。心を許しあえればいい相棒になれるかもしれませんが、猫の性格などによっては、人や物を噛ませない工夫が必要でしょう。
なお、キジトラ猫は本能をむき出しにして夢中になることが多いので、飼い主さんの手で遊んでいると噛んでしまうこともあるようです。心を許しあえればいい相棒になれるかもしれませんが、猫の性格などによっては、人や物を噛ませない工夫が必要でしょう。
先住猫がいる家にキジトラ猫を迎えたら?
では、ほかの猫と同居するキジトラ猫たちは、うまくやっているのでしょうか。
ほかの猫と仲良くやれる?
- 「先住猫と距離感がある関係なので、甘えたいときも遠慮したり、場所取りでケンカになっても身を引いて譲ったり、ケンカが長引かないようにしたり空気を読みます」
- 「ほかの猫に興味をもつ頻度が高く、気に入らなければ追っかける。人に対する自己主張もわかりやすい。室内で遊んで走り回ったり飛んだり跳ねたりするのは、いつもキジトラが関わっている」
気を許すとやんちゃになる反面、ほかの猫に対して慎重な態度をとることもあるようです。
猫自身の性格や個性を受け止めることが大切!
本記事でご紹介したキジトラ猫の性格は、アンケートにご協力いただいた飼い主さんたちの感想であり、すべてのキジトラ猫にあてはまるものではありません。そのため、一概に「キジトラ猫は飼いやすい・飼いにくい」というのは難しいでしょう。
もしも、キジトラ猫を迎えることになったら、その子の性格や個性を受け止めて、一緒に過ごせる時間を楽しくする工夫をすることが大切です。
もしも、キジトラ猫を迎えることになったら、その子の性格や個性を受け止めて、一緒に過ごせる時間を楽しくする工夫をすることが大切です。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【飼い主さんの声から徹底分析】キジトラ猫って飼いやすい性格?他の柄との違い、見分け方を専門家が解説<かわいい画像つき>』(監修:哺乳類学者 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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