1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 緊急事態・対処法
  5. 室内飼いだから安心は危険! 意外な「猫の骨折の原因」と猫が骨折した際の「見極めポイント」

猫と暮らす

UP DATE

室内飼いだから安心は危険! 意外な「猫の骨折の原因」と猫が骨折した際の「見極めポイント」

猫の骨折のリスクは、日常生活のさまざまな場面に潜んでいます。一見、安全そうに見える室内飼いであっても、骨折のリスクがなくなるわけではないため、飼い主さんは注意してあげる必要があるでしょう。
そこで今回は、室内に潜む猫の骨折の原因についてご紹介します。

「低い段差」からの落下

見下ろす猫
krblokhin/gettyimages
猫の体は柔軟性に優れているため、高い場所から落下したとしても、ほとんどの場合は受け身で対処できます。しかし、タイミングや条件が悪ければ、たとえ低い場所であっても落下して骨折してしまうケースも少なくありません。

そのため、ソファの端や数十センチの段差といった低い場所からの落下が、骨折の原因となることも多いようです。

「ベランダ」からの落下

メインクーン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は障害物を上手によけて移動するなど、非常に高い身体能力の持ち主です。しかしそんな猫でも、ベランダの手すりなどの障害物や高さがある場所では、落下して骨折するリスクが高まるといいます。

愛猫をベランダに出さないなどの工夫をして、落下の原因に近寄らせないようにするとよいでしょう。

「ケージ」や「カーテン」からの落下にも注意!

ねこのきもち写真投稿ギャラリー
子猫のうちは、ケージに入れて飼育する方も多いのではないでしょうか。しかし、好奇心旺盛な子猫の場合は、ケージの網目に足を引っ掛けて落下し、骨折してしまうケースも考えられます。
ケージは網の目の細かいものにするなど、対策をとってあげましょう。

そのほか、カーテンによじ登ったり、カーテンレールから足を踏み外したりして落下し、骨折してしまうことも。この場合は、猫がカーテンによじ登れないような工夫を取り入れると安心ですよ。

猫の骨折を見極めるポイント

キジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の骨折の原因がわかっても、愛猫が骨折しているかどうかの見極めが難しい……という飼い主さんも多いようです。そこで、猫の骨折を見極めるポイントをご紹介します。

以下のチェック項目の中で当てはまるものがあれば、愛猫は骨折している可能性が高いといえるでしょう。

猫の骨折チェックポイント

・足をかばうように浮かせて歩く
・足を触られると嫌がる
・足が腫れている
・じっとしている時間が増えた
・食欲が落ちた

足ではなく、あごを骨折する場合も?

骨折の原因が落下だった場合、足ではなくあごを骨折することもあります。段差などから落下したあとに愛猫の食欲が落ちているようなら、あごの骨折を疑ったほうがよいかもしれません。

「骨折かも?」と思ったら迷わず動物病院へ

キャビネットの上に休んでいる猫
tingfen/gettyimages
このように、猫の骨折の原因はさまざまです。一見すると大丈夫そうに見えても、よく観察してみると骨折のサインが見つかるかもしれません。
愛猫が落下した瞬間を見た場合は、しばらくは様子を観察するようにし、「骨折しているかも?」と感じるときは、迷わず獣医師に診てもらうことが大切です。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫が骨折したら・・・見極め方と注意点、治療費を徹底解説』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/ハセベサチコ
構成/ねこのきもちWeb編集室

※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る