愛猫のために用意したくなる、じゃらしおもちゃ。でも、なかなか上手に使いこなせないという飼い主さんもいるかもしれませんね。
そこで今回は、釣りざおタイプのじゃらしを使った楽しい遊びかたについて、猫写真家で愛玩動物飼養管理士1級の石原さくら先生にお話を聞きました。
1. 鳥のようにパタパタ
まずは、じゃらしの先端のふわふわを猫の大好きな獲物の鳥に見立てて、猫の頭上で鳥がパタパタと飛んでいるイメージで、左右に動かしてみましょう。
ビヨーンと引っ張って
次に、ビヨーンとゴムを引っ張ってみせて、猫の興味を引きましょう。
ふわふわを顔の前に
そのあと、ふわふわを猫の顔の前に下げて、捕まえさせましょう。
2. ヘビのようにニョロニョロ
長いゴムひもと先端のふわふわを、床に着けたまま左右に振って、ヘビのようにニョロニョロと動かしましょう。速く動かしたり止めたりして、不規則な動きにするとより効果的です。
一気に引き上げる
そのあと、ふわふわを顔の前に一気に引き上げて、捕まえさせましょう。
3. 虫のようにピョンピョン
キラキラがついたじゃらしで、草むらにひそむ昆虫をイメージした遊びかたも。
まずは釣りざおの先端を顔に近づけ、猫の興味を引きます。このとき、釣りざおの先端が猫の目に当たらないように気をつけてください。
床からはねるように
次に、キラキラを床の上でピョンピョンとはねるように動かします。
少しずつ引き上げて
そのあと、キラキラをはねさせながら、少しずつ引き上げてみましょう。
4. 新聞の下でカサカサ
猫が好きなカサカサ音をプラスして、ふわふわを少しずつ新聞に隠れるように動かし、猫をおびき寄せます。
飛びついてきたら
そこで猫がとびついてきたら、好きに遊ばせましょう。
5. 箱のふちでスローに
猫が段ボール箱に入っているときに、キラキラを目の前で動かして、猫に前足でパンチさせます。このとき、キラキラを箱のフチにあてて、少しずつ動かしましょう。
6. 体をチョンチョン
あまり遊ばない猫にも、釣りざおの先端で体にチョンと触れてみて、ちょっとした刺激を与えてみましょう。
気分がのってきたら
そのときの気分で猫がのってきたら、キラキラを上から垂らして、そのままじゃらしてみてください。
7. 追いかけっこ
うしろ手に釣りざおを持ち、ふわふわを床に引きずりながら部屋の中を歩き回って、猫に追いかけさせてみましょう。
愛猫と楽しく遊ぼう!
釣りざおタイプのじゃらしおもちゃを使った7つの遊びかたをご紹介しました。じゃらしで猫の狩猟本能を刺激しながら、ぜひ楽しく遊んでみてくださいね。
お話を伺った先生/石原さくら先生(猫写真家 猫研究家・愛玩動物飼養管理士1級)
参考・写真/「ねこのきもち」2020年11月号『夢中でcatch! じゃらしおもちゃで“活き”のいい猫釣れちゃいました』
文/都留朱音