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猫のブラッシング、マッサージ効果をプラスする簡単テクニック

猫のブラッシングは、ブラシの使い方を工夫すれば、毛並みを整えるだけでなく、マッサージ要素もプラスすることができます。今回は日本ペットマッサージ協会理事の中桐由貴先生にお話を伺いながら、むくみと毛玉予防のためのブラッシング方法を見ていきましょう。

刺激しやすいコームタイプを使いましょう

ブラッシング中のももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
むくみと毛玉予防のマッサージには、皮膚まで刺激が届きやすく、毛がすくいやすいコームタイプを使いましょう。
素早くとかし、ほんの少し強めの刺激を意識しながら行います。それによって、皮膚下で部分的にたまったリンパを刺激し、猫をすっきりとした気分に導きましょう。
また、このマッサージは、抜け毛を取り除いて毛の飲み込みを防ぐこともできます。

毛玉がある場合は、事前にほぐしておこう

コームで毛玉をほぐす
毛玉予防のためのマッサージですが、すでに毛玉ができている場合は、ほぐすことから始めてください。
毛玉ができている部分をつまみ、コームで糸をほどくように丁寧にとかしましょう。

顔と頭のやり方は?

メインクーンの銀次郎ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
顔周りは猫もむくみやすい部分。さらに長毛猫は耳周りに毛玉もできやすいため、こまめに行うのがおすすめです。
やり方は、コームを立てて皮膚を軽く押すように刺激するのがポイント。目安はひとかきするときの最初と最後に、ピンと立てるイメージです。この方法は、すべてのマッサージに活用できますよ。

①耳の後ろから、後頭部全体をなでる

後頭部のブラッシング
毛並みを揃えるようなイメージで、耳の後ろから首元へおろすようにコームを素早く動かしましょう。耳周りが終わったら、後頭部全体をとかしてください。

②正面は耳の下から額の順になでる

額から耳下にかけてブラッシング
猫の正面側にまわり、耳下をコームでとかしながら、リンパの流れに沿うように徐々に顔に移動し、素早くとかしてください。このとき、コームが目に入らないよう充分に注意を。

内もものやり方は?

内もものブラッシング
内ももの毛は絡みやすいため、定期的にとかしておくと毛玉予防になります。ふだん触られることも少ないからこそ、刺激もあって気持ちがいいはずです。
タイミングは、お腹を出してウトウトしているときがねらい目。後ろ足の根本から、足先に向かって短く早くなでましょう。

脇下のやり方は?

脇下のブラッシング
脇下は毛玉ができやすく、リンパ液もたまりやすいポイント。猫が寝転がっているときに行うといいでしょう。
前足を軽く押さえながら、脇下の毛をとかすように短く早くなでてください。左右同様に行いましょう。
マッサージは健康効果のほかに、愛猫との絆を強めてくれるコミュニケーションのひとつにもなります。今回ご紹介した内容も参考に、毎日ブラッシングタイムにマッサージ要素を取り入れて、猫の健康維持に役立ててくださいね。
お話を伺った先生/中桐由貴先生(アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事)
参考・写真/「ねこのきもち」2021年5月号『健康も!キレイも! 猫にイイコトが、全部叶っちゃう 魅惑のブラッシングマッサージ』
文/田山郁
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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