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猫の健康診断

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「元気だから」、「ストレスを与えそう」という理由で、愛猫の健康診断に躊躇する飼い主も多いですが、思わぬ病気が隠れていることも! 受ける頻度、検査内容、かかる費用などを知り、年齢に合った診断で、愛猫の健康を守りましょう。

健康診断について知っておきたいこと 

元気な猫でも健康診断が必要?

健康診断は「身体検査」、「血液検査」、「尿検査」などを組み合わせて総合的に診断。健康な状態での検査数値を記録しておくと、不調なときの診断の手がかりになるため、元気なときこそ受ける意味があります。また早期発見に繋がることも。

どのくらいの頻度で受けたらいいの?

9才までで持病がない成猫は年に1回が目安。10才以上のシニア猫や持病のある猫は半年に1回以上を推奨します。健康状態にもよるので、動物病院に相談してくださいね。

最初の健康診断はいつから受けられる?

いつからでもOKですが、6カ月齢以降が一般的。というのも、最初のキッカケとして多いのが去勢・避妊手術の時に、手術前に前身の健康チェックが必要なため、受けることになります。

健康診断に適した季節はあるの?

おすすめなのは秋。基本的に季節は問いませんが、春は犬の予防接種があるので病院が混みやすく、また移動の際に夏は暑く冬は寒いため、猫に負担がかかることも。

往診でもしてもらえるの?

基本的な検査であれば往診でも可能です。しかしレントゲン検査など特殊な機器を使って詳しく行う場合は飼い主さんのお宅ではできないので、動物病院に行く必要があります。

排泄物は持参した方がいい?

便検査を受ける場合は、自宅で採ったウンチを持参しましょう。尿検査を受ける場合は動物病院で採るのが一般的です。

健康診断に予約は必要?

予約が必要かどうかは動物病院によると思いますが、事前に予約しておくことをおすすめします。検査内容によっては時間がかかるため、一旦は猫を預かって健診することもあるからです。排泄物の持参など、自宅ですべきことがないか確認しておきましょう。

受ける検査の内容はどうやって決めるの?

検査の組み合わせは、年齢、健康状態、猫種などを踏まえて、獣医師と飼い主さんで相談します。その際健康状態で気になることがあれば、伝えてください。より適した検査が受けられます。

費用について事前に聞くのは失礼?

動物病院ごとに検査費用を設定しているので、事前に費用について問い合わせてもらっても構いません。病院によっては総合診断パッケージ料金を定めている場合も。

健康診断の前日、当日の食事はどうするの?

血液検査は食事の影響を受けて数値が変化します。より正確な診断をするため12時間は間隔を開けたいので、前日の夜9時以降は食事を与えないようにしましょう。水はふだん通りに飲ませても大丈夫。

健康診断と同じ日にワクチン接種もしてもらえる?

成猫の場合、猫カゼなどの予防効果が望めるワクチンは1年に1回の接種を推奨しています。その際、事前に身体検査を行うので、一緒に健診を受けてしまうのも一案です。

体力のないハイシニアも受けるべき?

15才以上のハイシニア猫の年齢を、人間に換算すると70才以上。内臓などの機能が衰え、体力や免疫力も低下します。年齢に比例して増える慢性腎不全や糖尿病などは、健診で判明することが多いので、半年に1回以上は受けましょ

すべての猫に受けてほしい「基本の健康診断コース」

身体検査

(1)検査内容
最初に行うのが身体検査。飼い主さんに話を聞き、猫を見る・触る、体の音を聴くなどして、体を全体的にチェックします。目・口・耳・お尻などは視診や触診でチェック。炎症や傷などが見つかればこの時点で病名が判断することも。

(2)費用の目安
1000円~2000円
※ねこのきもち編集室調べ

(3)判明することが多い病気
・歯周病
・外耳炎
・結膜炎
・猫カゼ
※別の検査と合わせて確定する病気も含まれます。

血液検査

(1)検査内容
猫から少量の血を採り、血液検査機器を使って検査します。健診で行うのは、全身のおおまかな健康状態を知る「血液学的検査」と「血液科学検査」です。猫白血病と猫エイズの感染の有無を調べるには別途「ウイルス検査」が必要です。またシニア猫に多い「甲状腺機能亢進症」は血液検査では確定診断ができないため、別途「甲状腺ホルモン検査」が必要。7~8才頃から受けておくと安心です。

(2)費用の目安
4000円~6000円
※ねこのきもち編集室調べ

(3)判明することが多い病気
・猫エイズ
・猫白血病
・肝臓病
・腎不全
※別の検査と合わせて確定する病気も含まれます。

尿検査

(1)検査内容
自宅で採取した尿、または病院で採った尿で検査を行います。検査はpHやタンパク質などを見る「尿化学検査」、尿の薄さや比重を確認する「尿比重測定」、成分中の細菌などの有無を調べる「尿沈渣検査」の3種類。泌尿器科系の病気の早期発見に欠かせません。

(2)費用の目安
1000円~2000円
※ねこのきもち編集室調べ

(3)判明することが多い病気
・糖尿病
・膀胱炎
・尿石症
※別の検査と合わせて確定する病気も含まれます。

便検査

(1)検査内容
新鮮なウンチで検査。顕微鏡で便に含まれる回虫などの内部寄生虫の有無、細菌バランス、消化状態を見ます。また、便のニオイや異臭がしないかなども診断の材料になります。

(2)費用の目安
500円~1000円
※ねこのきもち編集室調べ

(3)判明することが多い病気
・回虫症などの寄生虫感染症
※別の検査と合わせて確定する病気も含まれます。

愛猫の健康状態で気になることがあるときの「しっかり健康診断コース」

レントゲン検査

(1)検査内容
レントゲン検査では、猫を仰向けと横向きにして、腹部と胸部の内臓とその周辺を撮影。各臓器の大きさや形状や位置などを確認し、外見ではわからない病気を診断します。さらには骨の変形や関節の異常もチェックできます。

(2)費用の目安
4000円~6000円
※ねこのきもち編集室調べ

(3)判明することが多い病気
・肺炎
・喘息
・骨軟骨異形成症
・関節炎
※別の検査と合わせて確定する病気も含まれます。

超音波検査

(1)検査内容
猫の胸部や腹部にプローブ(器具)を当て、レントゲン検査では判断しにくい各臓器の内部構造をモニター画像でチェックします。心臓の動きや心筋の厚さ、腎臓や膀胱の結石の有無、内臓にできた腫瘍がみつかることも。

(2)費用の目安
3000円~5000円
※ねこのきもち編集室調べ

(3)判明することが多い病気
・肥大型心筋症
・内臓のがん
※別の検査と合わせて確定する病気も含まれます。

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