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ライフスタイルも影響? 猫の「性格」を形成するポイント4つ
人が大好きで甘えん坊な猫もいれば、野性味があふれる猫など、猫といってもいろんな性格のコがいます。では、猫の性格はどのようにして決まるのでしょうか?
猫は元々の猫種や毛柄、性別によっての性格の特徴のほかに、年齢や環境によっても性格が変わってくるのです。この記事では、猫の性格を形成する4つのポイントについてねこのきもち獣医師相談室の川田優貴先生が解説します!
猫は元々の猫種や毛柄、性別によっての性格の特徴のほかに、年齢や環境によっても性格が変わってくるのです。この記事では、猫の性格を形成する4つのポイントについてねこのきもち獣医師相談室の川田優貴先生が解説します!
猫の性格が形成されるのには「4つのポイント」が!
①性別
性別によって性格に違いが出るのは、おもに脳の機能と性ホルモンの影響です。オスとメスでは、下記のような性格の傾向になりやすいです。
※去勢・避妊手術の有無などでも個体差が生じます。
- オス:メスにアピールをしないといけない→「活発&積極的」な性格
- メス:子猫を敵から守りながら育てなくてはいけない→「怖がりだけどマイペース」な性格
※去勢・避妊手術の有無などでも個体差が生じます。
②年齢
約2〜9カ月齢で性格のベースが決まり、シニアになるにつれて変化していきます。猫は生後1-2ヶ月前後の頃に「社会化期」を迎えますが、この期間にどれだけ人やほかの猫と関わったかにより、フレンドリーさが変わってくるのです。
また、シニア期に差し掛かる7才くらいからは体力が落ちることもあり、無駄な行動をせずに落ち着いた性格になる傾向にあります。
また、シニア期に差し掛かる7才くらいからは体力が落ちることもあり、無駄な行動をせずに落ち着いた性格になる傾向にあります。
③環境
家族のライフスタイルや同居猫など、そのコの置かれている環境によっても性格に違いが出ます。また、人との距離感でも猫の性格は変わります。
たとえば……
などの違いが見られます。
また、複数飼いの場合だと、1匹が元気過ぎるともう1匹が控えめな性格になるなど、猫同士の関係も性格形成の一因になることがあります。
たとえば……
- 留守番が長い猫→日中寂しい分、甘えん坊になりやすい傾向に
- 常に人がいる家の猫→落ち着いた性格になる傾向に
などの違いが見られます。
また、複数飼いの場合だと、1匹が元気過ぎるともう1匹が控えめな性格になるなど、猫同士の関係も性格形成の一因になることがあります。
引っ越しや家族構成の変化、ネガティブな出来事も性格形成に関係する
ほかにも、引越しや家族が増えるなどの環境の変化、地震などの衝撃的な出来事があった場合には、よくも悪くも猫の性格に影響を与える場合があります。その出来事が猫にとってネガティブなものほど、性格の変化に強く影響を及ぼします。
また、犬は飼い主さんと行動を共にすることが多いため、飼い主さんに性格が似ることもあるといわれていますが、猫では特にそういった研究はされていません。
また、犬は飼い主さんと行動を共にすることが多いため、飼い主さんに性格が似ることもあるといわれていますが、猫では特にそういった研究はされていません。
④血筋
父母の性格や血統、被毛の種類でも性格に傾向があります。親からの遺伝は、見た目だけでなく、性格に少なからず表れるといわれています。一説によると、同じ環境下で父親が人懐っこいと、子猫も人懐っこくなるという話も。
また、人に飼われる前提で交配されている純血種は、フレンドリーな性格が多いです。
また、人に飼われる前提で交配されている純血種は、フレンドリーな性格が多いです。
毛の特徴でも違いが
毛の特徴でも違いがあるといわれています。たとえば……
などの傾向にあるようです。
- 毛が短いほどアクティブ
- 長毛の純血種はおっとり
- 毛の白い部分が多いコほど警戒心が強い
などの傾向にあるようです。
飼い主さんは、ぜひ覚えておいてくださいね!
監修/ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・川田優貴先生
参照/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の性格による特徴~猫の心と体(7)』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
編集/ねこのきもちWeb編集室
参照/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の性格による特徴~猫の心と体(7)』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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取材・文/sorami
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