猫と暮らす
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春から夏は耳アカが増える? 猫の耳をチェックしてみよう
猫の耳アカは、春から夏にかけて増える傾向にあります。だからこそ、暑い季節は日頃から飼愛猫の耳をチェックし、必要に応じて耳そうじをしてあげましょう。
本記事では、猫の耳をチェックする方法や、耳そうじのやり方をねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生が、解説。また、暑い季節の耳そうじのポイントもご紹介します。
本記事では、猫の耳をチェックする方法や、耳そうじのやり方をねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生が、解説。また、暑い季節の耳そうじのポイントもご紹介します。
耳アカは春から夏にかけて増える
猫の耳アカは、外耳腺や皮脂腺から出る分泌物に、はがれ落ちた古い角質と、毛やホコリなどが混じったものです。この分泌物が多い体質の猫は、耳アカの量が多くなる傾向に。個体差があるため、ほとんど耳アカが出ない猫もいます。
また、温度や湿度によって、皮脂腺などから出る分泌量は変化します。気温の上がる春から夏や、湿度の高い梅雨は分泌物の量が増えるため、耳アカが出やすくなります。この時期限定で耳アカが出ることも。
また、温度や湿度によって、皮脂腺などから出る分泌量は変化します。気温の上がる春から夏や、湿度の高い梅雨は分泌物の量が増えるため、耳アカが出やすくなります。この時期限定で耳アカが出ることも。
耳の汚れや病気をチェック
正常な耳アカは少しベタついたワックス状で、色は茶色です。一方、病気のときの耳アカはねっとりとした質感で、色は黒や黄緑に変化します。また正常な耳アカは無臭ですが、病気になると悪臭をともなうこともあります。
自宅で耳のチェックをするときは、汚れや耳アカの色を確認するとともに、ニオイをかいで異常がないか確認しましょう。
自宅で耳のチェックをするときは、汚れや耳アカの色を確認するとともに、ニオイをかいで異常がないか確認しましょう。
やさしく拭く耳そうじのやり方
耳アカの出る猫には、月に1回を目安に耳そうじをしてあげましょう。反対に、耳アカが出ない猫は耳そうじの必要はありません。ただし、前述のとおり春から夏にかけての季節だけ耳アカが出る猫もいるので、汚れの確認はしてくださいね。では、耳そうじのやり方を紹介します。
用意するもの
・4cm四方くらいにカットしたコットンを数枚
・オリーブオイルもしくはベビーオイル(市販の猫用イヤークリーナーを使ってもOK)
・オリーブオイルもしくはベビーオイル(市販の猫用イヤークリーナーを使ってもOK)
手順
1. コットンにオイルを付けます。コットンの半分が湿るくらいが目安です。
2. 耳の先端を軽く持って、穴が見えるように耳をそっとめくります。
3. コットンをのせた人差し指を耳の穴に入れ、くるくると数回まわします。
4. 耳アカがまだ残っているようなら、コットンの端ですくうように取ります。このとき、コットンを三角に折って、先端にオイルを付けておくと◎
2. 耳の先端を軽く持って、穴が見えるように耳をそっとめくります。
3. コットンをのせた人差し指を耳の穴に入れ、くるくると数回まわします。
4. 耳アカがまだ残っているようなら、コットンの端ですくうように取ります。このとき、コットンを三角に折って、先端にオイルを付けておくと◎
暑い季節の耳そうじのポイント
では、猫の耳アカが増える暑い季節に、とくに気をつけたいポイントなどはあるのでしょうか。この時期に耳アカが増えた場合の耳そうじについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生にお聞きしました。
耳そうじのやり方に悩む飼い主さんもいるかもしれませんが、基本はコットンで拭き取る方法でOKだそう。もし、べたつきが気になるようなら、洗浄液をコットンに含ませて拭き取るとよいでしょう。
また、耳アカが出る頻度が高いときは、外耳炎が原因の場合も。外耳炎になると、耳アカの量が多くなるほか、耳が臭くなる・耳に痒みが出るといった症状があらわれます。まずは、かかりつけ医に診てもらいましょう。
外耳炎でない場合は、耳そうじの回数を少し増やしてもよいかもしれません。ただし、過剰な耳そうじは外耳炎を引き起こすこともあります。1週間に1回以上にならないように気をつけてくださいね。
耳そうじのやり方に悩む飼い主さんもいるかもしれませんが、基本はコットンで拭き取る方法でOKだそう。もし、べたつきが気になるようなら、洗浄液をコットンに含ませて拭き取るとよいでしょう。
また、耳アカが出る頻度が高いときは、外耳炎が原因の場合も。外耳炎になると、耳アカの量が多くなるほか、耳が臭くなる・耳に痒みが出るといった症状があらわれます。まずは、かかりつけ医に診てもらいましょう。
外耳炎でない場合は、耳そうじの回数を少し増やしてもよいかもしれません。ただし、過剰な耳そうじは外耳炎を引き起こすこともあります。1週間に1回以上にならないように気をつけてくださいね。
暑い季節になると、ふだんは耳アカの出ない猫も、耳そうじが必要になるかもしれません。飼い主さんは、猫の耳の状態をこまめにチェックしてあげてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
参考/「ねこのきもち」2016年3月号『3月3日は耳の日 正しい方法で病気を防ごう 耳のお手入れ、してますか?』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
取材・文/pinoco
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
編集/ねこのきもちWeb編集室
参考/「ねこのきもち」2016年3月号『3月3日は耳の日 正しい方法で病気を防ごう 耳のお手入れ、してますか?』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
取材・文/pinoco
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