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猫の寿命を縮めかねない! 飼い主さんが気をつけるべき4つのこと

愛猫にはいつまでも元気でいてもらいたい、と思うのが飼い主さんの気持ちですよね。しかし、飼い主さんの日頃の無意識な接し方や生活習慣などが原因となり、愛猫の寿命を縮めてしまう恐れもあるのだそう……。

今回は、飼い主さんが注意したい4つのことについてねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が教えてくれました。

愛猫の寿命を縮めかねない4つのこと

見つめる猫
getty

①肥満にさせる

愛猫がフードやおやつをねだってくるからといって、好きな分だけ与え続けていると肥満になってしまいます。肥満は糖尿病や関節の問題、呼吸器疾患、尿路結石のできやすさなど、さまざまな疾患の原因にもなるので、注意が必要に。

「可愛いから…」とついあげたくなってしまうかもしれませんが、愛猫の健康を考えると気をつけなければなりません。
肥満に関するくわしい解説は、下記の記事を確認してみてくださいね。

②病院に連れて行かない

病気になっているのに愛猫を病院に連れて行かずに、飼い主さんの判断で様子を見てしまうこともあるでしょう。そうすると、治せる病気も治らない、もしくは慢性化して病状が悪化する恐れがあります。

③ストレスを与える

飼い主さんと猫
getty
猫が落ち着いて生活できないような状態を続け、ストレスを与え続けていると、寿命を縮めてしまう要因となる可能性があります。たとえば、飼い主さんの長時間に及ぶ過剰なスキンシップや、芳香剤・香水などの強い香りなども、猫にとってはストレスに。

④飼い主さんの喫煙

タバコによる副流煙に含まれる有害物質により、愛猫へ影響を及ぼす恐れがあります。人において、受動喫煙による肺がんと虚血性心疾患の死亡数は年間約6,800人と言われていますが、猫では悪性リンパ腫のリスクが上昇するとの報告も。

タバコの煙に含まれる有害物質の粒子は、空間の下にたまります。つまり、喫煙者がいる家庭の猫は、有害物質の暴露の多い場所で生活せざるをえないのです。

「三次喫煙」を知っていますか?

また、タバコの煙の成分が衣服や壁、カーテン、絨毯などに付着して、その残留物が再び直接・間接的に被害をもたらす「三次喫煙」というものも心配です。

飼い主さんが猫とは別の場所でタバコを吸っていたとしても、有害物質が付着した衣服で抱っこしますよね。そして有害物質がついた部分を猫が舐めたりして、有害物質を口にしてしまうのです。
飼い主さんがタバコを吸うことのリスクについては、下記の記事も読んでみてくださいね。

愛猫の健康のために、飼い主さんが心がけたいこと

撫でられる猫
getty
愛猫の寿命を縮めてしまう可能性のあるものとして、上記のような4つが挙げられます。愛猫が健康でいられるよう、飼い主さんも日頃から注意してあげたいですね。
まず、愛猫の肥満を避けるためには、下記のようなことを心がけてあげましょう。

  • おやつや間食を控える(与える場合は1日の摂取カロリーの10%以内にする)
  • 適度な運動をさせる
  • 総合栄養食は適正なカロリー計算をした上で与える
タバコを吸う飼い主さんは、受動喫煙や三次喫煙を考えると、たとえ空間分煙をしたり、空気清浄機などを設置しても、タバコの害は無視できるものではありません。愛猫のことを考えるのであれば、禁煙するのがいいでしょう。

また、愛猫にストレスがかからないよう、家の中で落ち着いて生活できるような環境づくりを心がけてあげてくださいね。

健康のためには、定期的に健康診断を受けさせてあげることも大切に。病気の早期発見・治療に努めるようにしましょう。

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『愛猫の寿命を縮めてしまうかも…注意したい4つのこととは?』
文/sorami
編集/ねこのきもちWeb編集室​
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