猫と暮らす
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室内飼いで逆に増えた猫の皮膚病 愛猫を守るための対策は
獣医師の関口麻衣子先生に、室内飼いの猫が注意すべき皮膚病について教えていただきました。
室内にある皮膚病の要素は「密閉空間」「ダニ・カビ」「食べ物」「同居猫」
屋外に比べ空気の流れが制限される室内では、気温や湿度が上がりやすい傾向にあります。ジメジメした環境は、あごニキビやスタッドテイルの原因になることも。
《ダニ・カビ》
アトピー性皮膚炎の原因になる「チリダニ」は、室内でしか生息できません。猫カビの原因になるカビも、通年暖かい室内において繁殖力を増します。
《食べ物》
もともと猫は、鳥やネズミを主食としてきました。フードでアレルギーを起こす猫には、カツオやマグロなどの魚肉が入ったものに反応するコが比較的多いようです。
《ほかの猫》
たとえば猫カビは、猫同士でうつる病気。未発症でも、菌をもつ猫とじゃれ合うことで、免疫力の弱い猫は発症してしまう場合があります。
こまめなブラッシングと殺菌&換気でお手入れを
また、ダニやカビは猫のフケや抜け毛をエサに繁殖するので、猫グッズは塩素系の漂白剤で洗い、薬剤が残らないようしっかりすすぎましょう。換気して部屋の湿度を下げるのも効果的です。
免疫力や体力が低い猫は特に注意
これらの猫は、健康で元気な猫であれば平気な環境下でもかゆみや違和感を覚えやすいため、より注意が必要といえます。さらにそれを掻くことが刺激になって、余計に症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
気になることがあればかかりつけの獣医師に相談しながら、大切な愛猫の健康を守っていきましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年7月号『最新情報や気になるワードも 猫医療の現場から Vol.2 皮膚病』
文/緒方るりこ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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