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猫から「シャー!」されたらどう返す?「シャー」にもいろんな意味があった
猫が相手を威嚇するときに出す「シャーッ」という鳴き声。これは強い恐怖や怒り、敵対心などを感じているサインで、このような鳴き声を出しているときに不用意に近づくと、攻撃されるおそれもあるため注意が必要です。今回は猫が「シャーッ」と鳴く理由や対処法について、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に伺いました。
じつは「シャーッ」にも種類がある!
猫が「シャーッ」と鳴くのは主に相手を威嚇するためですが、じつは威嚇にも種類があり、それぞれで使い方や見られる表情なども異なります。
無用な争いを避けるために、相手を自分や縄張りから遠ざけようとするときのシャーッは「防御的威嚇」です。恐怖を感じている場合も多く、耳は伏せられ、口や瞳孔が開きがちになるのが特徴です。
一方、ひっかきやかみつきなどの攻撃的動作も伴うのが「攻撃的威嚇」です。耳は大きく外を向き、鋭く尖ったキバが見えるほど口を大きく開けて、瞳孔も鋭く細くなります。
無用な争いを避けるために、相手を自分や縄張りから遠ざけようとするときのシャーッは「防御的威嚇」です。恐怖を感じている場合も多く、耳は伏せられ、口や瞳孔が開きがちになるのが特徴です。
一方、ひっかきやかみつきなどの攻撃的動作も伴うのが「攻撃的威嚇」です。耳は大きく外を向き、鋭く尖ったキバが見えるほど口を大きく開けて、瞳孔も鋭く細くなります。
どんなときに「シャーッ」しがち?
猫は強い恐怖を感じたときや自分の身を守らなければと感じたときに、「シャーッ」と威嚇することが多いですが、不安やストレスを感じたときにも「シャーッ」を発することがあります。具体的には
といったシチュエーションが考えられます。
ほかにも、病気やケガなどで体調を崩しているときの「疼痛(とうつう)性攻撃行動」や、妊娠中や産後に子どもを守るための「母性攻撃行動」でもシャーッと威嚇することがあります。
- 縄張りに侵入されたとき
- 欲求が満たされずイライラがつのったとき
- お腹が空いているとき
- 大きな騒音があったとき
- 飼い主さんにしつこく触られたとき
- 食べ物やおもちゃをとられたとき
といったシチュエーションが考えられます。
ほかにも、病気やケガなどで体調を崩しているときの「疼痛(とうつう)性攻撃行動」や、妊娠中や産後に子どもを守るための「母性攻撃行動」でもシャーッと威嚇することがあります。
「シャーッ」されたときの対処法
愛猫に「シャーッ」とされてしまったときのために、飼い主さん自身が上手な対処法を知っておくことは大切です。
おもちゃで遊んでいるときや、ブラッシングなどスキンシップをはかっているときに「シャーッ」と威嚇されてしまった場合は、一旦中断し目をそらして無視の姿勢をとりましょう。気が立って興奮している猫が落ち着くまで、その場を離れてそっとしておくのが効果的です。
また、威嚇した相手が小さい子どもや赤ちゃんの場合、猫の手が届かない範囲まですぐに遠ざけましょう。飼い主さんの目が届かない範囲では猫と子どもを近づかせないようにすることも大切です。
おもちゃで遊んでいるときや、ブラッシングなどスキンシップをはかっているときに「シャーッ」と威嚇されてしまった場合は、一旦中断し目をそらして無視の姿勢をとりましょう。気が立って興奮している猫が落ち着くまで、その場を離れてそっとしておくのが効果的です。
また、威嚇した相手が小さい子どもや赤ちゃんの場合、猫の手が届かない範囲まですぐに遠ざけましょう。飼い主さんの目が届かない範囲では猫と子どもを近づかせないようにすることも大切です。
猫が「シャーッ」と鳴いたときに間違った対処をしてしまうと、鳴き方が悪化したり、鳴く頻度が増えてしまったりすることも。なぜ「シャーッ」と鳴くのか、その原因や理由を見極めて、適切に対処してあげたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の「シャー」と鳴く意味や理由は?かわいい動画も』
文/緒方るりこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の「シャー」と鳴く意味や理由は?かわいい動画も』
文/緒方るりこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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