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アメリカンショートヘアーの特徴・性格・飼い方

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洋猫の代表格ともいえる、日本でも古くから人気のアメリカンショートヘアー。大きくて明るい人なつこそうな顔と、筋肉質の頑丈なボディがいかにも“アメリカン”な印象です。飼い猫としても飼いやすいと評判の、アメリカンショートヘアーの歴史や特徴、性格などをご紹介します。

アメリカンショートヘアーの特徴・魅力 

様々なコートカラーが認められていますが中でもクラシックタビーの大胆な縞模様が、“アメショー柄”の代表とも呼ばれます。筋肉質で頑丈な体と、人なつこいファニーフェイスが何とも愛らしいアメリカンショートヘアー。性格はおだやかで、遊び好き。人や他の猫ともすぐ仲よくなれる、フレンドリーさが魅力です。

アメリカンショートヘアーの歴史

北米におけるもっとも古い飼い猫になります。起源は、1620年に新天地を求めたピューリタンの人々とメイフラワー号に乗ってイギリスから北米に連れてこられたヨーロッパの家庭猫といわれています。フロンティア精神にあふれた移民者と共にネズミ退治のワーキングキャットとして働き飼育されてきました。アメリカンショートヘアーとして最初に猫種登録協会のCFA(1906年に米国で設立)に登録された猫は、じつは英国産のブリティッシュショートヘアーのオレンジ・タビーであり、短毛種で初めてCFAに登録されたのも、この猫になります。その後、アメリカのブリーダーの努力により長い年月を経てアメリカの環境に合いアメリカ人の趣向も加わりブリティッシュショートヘアーとはまったくタイプの違うアメリカンドメスティックキャットとして改良されました。最初は、その当時はシャム猫やアビシニアンなど特別な血統猫を除いて短毛のがっしりした猫はすべてドメスティックショートヘアーとされたため、ドメスティックショートヘアーと呼ばれていましたが、1966年にアメリカンショートヘアーと改名され、人気を博しています。

アメリカンショートヘアの外見上の特徴 

特に人気なのは大胆なクラシックタビーの縞模様と大きくて明るい顔が愛くるしい、「元気」なイメージがあります。均整のとれた体型は胸部・腹部・腰部で三等分に見え、全体としてはバランスのよくとれた力強さの印象を与えるセミコビータイプ。大きな頭は、横幅よりやや縦長で頬が豊かに張り、頑丈な顎で広がりのある明るい印象を与えます。肩や腰幅は広く、がっしりとした骨格と筋肉質なボディです。とくに肩や下半身の発達が目立ちます。目じりから真っ直ぐに伸びた濃いライン(クレオパトラライン)も特徴的。毛色は、シルバー・クラシックタビ―(銀色の地色に濃いインクのような黒の縞模様が特徴的)や、ブラウン・クラシックタビ―(茶色い毛色に黒い縞模様)、レッド・タビ―、クリーム・タビ―(下地が淡いクリーム色で濃いめの縞模様)、マッカレルタビー(鯖のような横縞)、パッテドタビー、ティックドタビーがあります。基本的にすべての毛色が見られ、バイカラー(白+有色)。ブラック、ホワイト、クリーム、ブルー、レッドといった単色の毛色も見られます。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンショートヘアの性格

アメリカンショートヘアーの性格は、温厚で物怖じせず、ほかの猫や環境への順応性も高いです。遊び好きで、活発、運動神経も抜群です。たくましく性格の良い猫などが選ばれていき、アメリカンショートヘアーの基礎となったので、飼いやすい猫が多い傾向に。様々なことに興味を示す賢い面もあり、ハイタッチなど指示語で教えれば覚えてくれる可能性も。人がしゃべっていることを理解できるともいわれていて、名前を呼ぶとすぐ反応する傾向があります。部屋中をかけまわったり、高いところから飛び降りたりするので注意をもって飼う必要があります。イタズラ好きな一面もあります。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンショートヘアを飼うのに向いている人 

人なつっこく、遊ぶことが大好きなので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人や、遊びに積極的に付き合ってあげられる人などは向いているでしょう。またスキンシップが好きな人にもおすすめです。

アメリカンショートヘアのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。また、猫は上下運動を好むので、猫タワーを設置したり、上っても大丈夫な場所を部屋に作ってあげたりするといいですね。アメリカンショートヘアーは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

アメリカンショートヘアの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるよう注意しましょう。

アメリカンショートヘアの遊び方 

人なつっこい性格で、人とのコミュニケーションは大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。ジャンプが得意なアメリカンショートヘアーではありますが、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンショートヘアのお手入れ 

短毛なのでブラッシングはスムーズにできるでしょう。獣毛ブラシでブラッシングをしたりコーミングも効果的です。長毛ではないので、頻繁に行う必要はありませんが、飼い主さんとのコミュニケーションを求める傾向にあるアメリカンショートヘアには、ごほうび代わりにブラッシングを行うのもよいでしょう。また、毛が激しく抜け変わる換毛期には、毎日ブラッシングしてあげたり、シャンプーもおすすめです。

アメリカンショートヘアが気をつけたい病気 

・体重が増えやすい「肥満症」
・膵臓で作られるインスリンが何らかの原因で不足するなど、うまく作用せず、さまざまな不調を引き起こす。体重増加に伴い罹患しやすい「糖尿病」
・体重増加に伴い、ひじや膝などの関節に負担がかかり、関節の周囲に炎症が起こることで慢性的な痛みが伴う「関節疾患」
・皮膚がべたついたりする「脂漏性皮膚炎」
・心臓の筋肉が厚くなりすぎて、心臓に十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」
・急激に腎臓の働きが低下する 「急性腎不全」

監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
ヤマザキ動物専門学校

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