猫と暮らす
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長生き猫さんになってもらうために。飼い主が心がけたい5つのこと
愛猫に長生きをして欲しいと考えるならば、猫が毎日幸せを感じながら過ごせるよう、飼い主さんが工夫してあげなければなりません。「幸せな動物=長生きをする」という明確なデータはないものの、動物福祉の観点からは、幸せの追求が心身の健康維持になり、結果的に長寿につながると考えられています。
今回は、猫の「心の幸せ」に着目し、猫が毎日ストレスなく過ごせるようにするコツを、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
今回は、猫の「心の幸せ」に着目し、猫が毎日ストレスなく過ごせるようにするコツを、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
窓の外を眺めさせる
窓際で外の空気を感じさせることは、猫の気晴らしにつながります。鳥や虫を眺めたり、風のニオイを嗅いだりなど、室内でも猫が持つ五感を刺激してあげましょう。
脱走防止策などに充分配慮したうえで窓を網戸にしたり、手窓がある場合は手前にステップを用意したりして、「窓の外の刺激」を感じやすくしてあげると猫も満足しやすくなります。
脱走防止策などに充分配慮したうえで窓を網戸にしたり、手窓がある場合は手前にステップを用意したりして、「窓の外の刺激」を感じやすくしてあげると猫も満足しやすくなります。
キャリーケースに慣れさせる
キャリーケースを見ると、「病院に連れて行かれる」などと恐れて逃げ出す猫も少なくありません。しかし、キャリーケースを使うたびに恐怖を感じてしまうのは、猫にとっては大きなストレスです。
日頃から、キャリーケースをハウスとして使うなどして慣れさせておくと、使用時のストレスが軽減します。
日頃から、キャリーケースをハウスとして使うなどして慣れさせておくと、使用時のストレスが軽減します。
隠れ場所を用意する
猫はもともと、身を隠すためや狩りの拠点とするために、岩穴などの狭い空間に潜んでいたといわれています。そのため、本能的に隠れ場所があると落ち着くようです。
猫用のハウスや押し入れなど、猫が自由に出入りできる「隠れ家」を用意してあげましょう。隠れ家の条件は、狭い・暗い・暖かい、の3つです。
猫用のハウスや押し入れなど、猫が自由に出入りできる「隠れ家」を用意してあげましょう。隠れ家の条件は、狭い・暗い・暖かい、の3つです。
トイレはいつも清潔に
猫にとって、「きれいなトイレ」はとても重要。トイレが汚れていると、そそうをしたり排せつを我慢したりなど、うまく排せつができなくなってしまう場合があります。
排せつ物の処理をこまめに行うのはもちろんですが、飼育匹数+1個、予備のトイレを用意しておくのが理想です。
排せつ物の処理をこまめに行うのはもちろんですが、飼育匹数+1個、予備のトイレを用意しておくのが理想です。
大きい音や強いニオイは避ける
猫は、大きい音をあまり好みません。近所で工事があるなど、大きな音が避けられない場合は、できるだけ音が届かない部屋で過ごさせてあげるなどの配慮を。
また、強いニオイも猫にとってはストレスになります。お香や消臭スプレーは、刺激が強すぎるので使用しない方が無難です。喘息などの持病がある猫は、とくに注意してあげてくださいね。
また、強いニオイも猫にとってはストレスになります。お香や消臭スプレーは、刺激が強すぎるので使用しない方が無難です。喘息などの持病がある猫は、とくに注意してあげてくださいね。
愛猫の幸せは、飼い主さんの幸せでもあります。猫が毎日ストレスなく過ごせるよう、気を配ってあげましょう。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2021年11月号『ご長寿猫が教えてくれた、well-beingな暮らし方 長生きは“幸せ”と関係するらしい!?』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2021年11月号『ご長寿猫が教えてくれた、well-beingな暮らし方 長生きは“幸せ”と関係するらしい!?』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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