猫と暮らす
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猫のシャンプーは必要? 猫が嫌がる場合のコツは【獣医師解説】
自分で体を清潔に保てる猫ですが、猫にシャンプーは必要なのでしょうか。猫へのシャンプーの必要性と、シャンプーのやり方、シャンプーを嫌がるときの対応について、ねこのきもち獣医師相談室の藤井亜希奈先生に教えていただきました。
猫にシャンプーは必要なの?
猫は自分で全身を毛づくろいして、体を清潔に保てる動物であるため、基本的にはシャンプーは必要ありません。しかし、被毛がべたついていたり、フケが出ていたりする場合は、必要に応じてシャンプーをすることで、より清潔に保つことができるでしょう。
シャンプーのやり方が知りたい!
【1】ブラッシングをしてからシャワーで濡らす
シャワーの前に、まずは体全体をブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングが終わったら、35度前後のお湯を猫が嫌がりにくい背中からゆっくりかけて、被毛を濡らします。このときシャワーノズルを猫の体に直接当てると、水の音やしぶきが出にくくなるため、猫が嫌がりにくいでしょう。その後、前足を持ち上げて、おなかにもお湯をかけましょう。
シャワーの前に、まずは体全体をブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングが終わったら、35度前後のお湯を猫が嫌がりにくい背中からゆっくりかけて、被毛を濡らします。このときシャワーノズルを猫の体に直接当てると、水の音やしぶきが出にくくなるため、猫が嫌がりにくいでしょう。その後、前足を持ち上げて、おなかにもお湯をかけましょう。
【2】シャンプーで洗う
濡らすときと同様に、背中から始めましょう。泡が皮膚まで届くよう、ときどき毛並みに逆らいながら、やさしくマッサージをするように、おなかやお尻、体全体に泡をなじませていきます。長毛の場合は、毛がもつれやすいので、毛並みに沿って洗いましょう。
濡らすときと同様に、背中から始めましょう。泡が皮膚まで届くよう、ときどき毛並みに逆らいながら、やさしくマッサージをするように、おなかやお尻、体全体に泡をなじませていきます。長毛の場合は、毛がもつれやすいので、毛並みに沿って洗いましょう。
【3】顔まわりは道具を使って洗う
鼻や目の汚れにはガーゼを使い、アゴの汚れには歯ブラシをやさしく当てることで、汚れが取れやすくなります。ただし、炎症をおこしていたり、かさぶたがついていたりする場合は、刺激せずに獣医師に相談しましょう。
また、顔まわりは目などシャンプー剤が入ると危険な部位もあるので、無理はしないようにしてください。
鼻や目の汚れにはガーゼを使い、アゴの汚れには歯ブラシをやさしく当てることで、汚れが取れやすくなります。ただし、炎症をおこしていたり、かさぶたがついていたりする場合は、刺激せずに獣医師に相談しましょう。
また、顔まわりは目などシャンプー剤が入ると危険な部位もあるので、無理はしないようにしてください。
【4】シャンプーを流す
被毛の奥に泡が残らないよう意識して、シャワーノズルを猫の体に直接当て、しっかりとすすぎましょう。
被毛の奥に泡が残らないよう意識して、シャワーノズルを猫の体に直接当て、しっかりとすすぎましょう。
【5】タオルドライとドライヤー乾燥をする
足やしっぽの付け根から先に向かって軽く握って絞ります。次に、タオルで足の内側やおなかなど体全体を念入りに拭いてあげましょう。ドライヤーは、慣れるまでは一番弱い風量にします。ブラシと手を使い、被毛の根元から風を当てるように乾かしてください。そのときに、ドライヤーと皮膚が近くなり過ぎないように注意しましょう。
足やしっぽの付け根から先に向かって軽く握って絞ります。次に、タオルで足の内側やおなかなど体全体を念入りに拭いてあげましょう。ドライヤーは、慣れるまでは一番弱い風量にします。ブラシと手を使い、被毛の根元から風を当てるように乾かしてください。そのときに、ドライヤーと皮膚が近くなり過ぎないように注意しましょう。
シャンプーを嫌がるときの対処法
シャンプーを嫌がって暴れる場合は、猫が安心できるサイズの桶などを用意し、安定した場所を作ります。時間をかけるとよりストレスになってしまうため、可能なら2人で行い、時間をかけないようにするといいでしょう。暴れている状態で無理にシャンプーをしてしまうと、パニックを起こすなどして大変危険なため、無理なシャンプーは絶対にやめましょう。
また、シャンプーが難しい場合は、ウェットシートタイプの拭き取りシートや、洗い流さない泡シャンプーなどを使用してあげるのもおすすめです。
また、シャンプーが難しい場合は、ウェットシートタイプの拭き取りシートや、洗い流さない泡シャンプーなどを使用してあげるのもおすすめです。
シャンプーは、必要に応じて、無理して行うのではなく、愛猫の性格などを考慮しながら飼い主さんと愛猫が一番いい方法を選択していけるといいですね。
また、心臓病など病状によってはシャンプーをしない方がいい場合もありますので、獣医師に相談してから行うようにしましょう。
また、心臓病など病状によってはシャンプーをしない方がいい場合もありますので、獣医師に相談してから行うようにしましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・藤井亜希奈先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫にシャンプーって必要?やり方、嫌がる猫への対処法、おすすめ商品も!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫にシャンプーって必要?やり方、嫌がる猫への対処法、おすすめ商品も!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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