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意外と多い室内の事故 猫を守るために飼い主さんができる5つのこと

人の生活圏内には、猫にとって危険な物や場所がたくさんあります。愛猫の身に何かあってからでは遅いので、飼い主さんが先回りをして、事故防止の対策をしておくことが大切です。
今回は、室内で起きやすい事故とその対策を、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。

キッチンはこまめに片付ける

ノルウェージャンフォレストキャットのジョシュアくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
キッチンの事故で多いのが、誤飲誤食です。食品のパッケージやラップなどを飲み込んで消化管が傷ついたり詰まったりするおそれがあるだけではなく、ネギ類やニンニクなどを食べて中毒症状を起こしてしまったりなど、命に関わるケースも少なくありません。

キッチンに猫が出入りする場合は、食べ物はしっかりとしまったり、ゴミが出たらその都度ふた付きのゴミ箱に捨てたりと、意識して対策を。愛猫が食いしん坊なタイプなら、調理中は猫を別室に移したりケージの中に入れたりして、キッチンに近づかせないようにするといいでしょう。

お風呂場での事故に注意

Mix(黒×白)のゆきみちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
風呂場で起きやすいのは、湯を張った浴槽への落下事故です。実際に、湯船に落ちた猫が溺れてしまう事故が起きているので、油断できません。また、洗剤や漂白剤などを舐めてしまうおそれも。
浴室のドアや浴槽のふたはしっかりと閉め、洗剤類は常に片付けておくよう心がけつつ、猫を風呂場に出入りさせるのは避けるようにしてください。

電気コードはいじらせない

Mix(サバトラ)のしらたまくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
くねくねと動くヒモ状の電気コードは、猫の興味を引きやすいアイテムです。しかし、じゃれつく過程で噛んでしまうと、誤食や感電のおそれがあります。
電気コードは壁に沿わせて固定し、市販のコードカバーで覆うなどして、猫が直接触れないような工夫をしましょう。

お出かけ時は、絶対に外でキャリーケースを開けない

ラグドールのこむぎちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
お出かけや動物病院の通院時など、キャリーケースに愛猫を入れて外出をする際、「中の様子が気になるから」「不安そうな鳴き声がするから」などの理由で、キャリーケースを開けてしまう飼い主さんがいます。しかしこれは、本当に危険な行為です。

慣れない場所でパニックになり、暴れてケガをしたり、飛び出していなくなってしまったりなど、とりかえしのつかない事態になることも。自宅や病院の診察室など、外に出ても大丈夫な環境以外でキャリーケースを開けるのは、絶対にやめましょう。

裁縫や編み物をするときは猫を隔離する

Mix(キジトラ)の福くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まち針や糸の付いた縫い針、毛糸など、裁縫道具には「猫が誤飲誤食しやすいアイテム」が多く含まれています。注意しているつもりでも、目を離した瞬間に飲み込んでしまうことがあるので、裁縫道具を扱う際は、事前に愛猫を別室やケージに移しておきましょう。
裁縫の作業が終わったら、糸は散らばっていないか、針の本数は合っているかなど、落とし物チェックを忘れずに。
飼い主さんの油断で、最悪の事態を招くことがあります。愛猫を悲しい事故から守るためにも、ふだんからできる対策はしっかりとしておきましょう。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『「うちは大丈夫」って思ってない? 誤飲 脱走 閉じ込めetc. 愛猫を事故から守る10のルール』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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