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猫は「寝る子」が語源? 猫の睡眠にまつわる5つのヒミツ

「寝る子」が猫の語源であるという説もあるほど、猫はよく寝る動物。1日の3分の2にもあたる16時間ほどを、睡眠時間にあてているといいます。そこで今回はそんな猫の睡眠にまつわるヒミツについて、獣医師の藤井仁美先生にお話を伺いました。

睡眠時間が長いのは肉食動物だから

ミヌエットのひなちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
肉食動物にとって大切な「獲物を捕る」「縄張りを守る」ことは、エネルギーを要します。そのため、肉食動物は全般的に睡眠時間が長め。
猫もその行動に力を発揮できるよう、無駄な体力は使わずに温存するため、長い睡眠時間が必要になるのです。

子猫&高齢猫はさらに睡眠時間が長い

ベンガルのベルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。そのため成長期の子猫は、より長い睡眠時間が必要。
一方で、活動量が低下する10才以上の高齢猫も、体力を温存するために睡眠時間が増える傾向にあります。

じつは熟睡している時間は短め

白猫の雪月ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人の睡眠は、深い眠りと浅い眠りを繰り返しています。猫の睡眠もこれと同様に、座った状態などでウトウトしている時間と、体を横たえて寝ている時間があります。これらを合わせると16時間ほどになり、ウトウトしている時間の方が長いのだとか。

寝ているときのポーズに性格が出る

茶トラ猫のはるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の寝姿は季節によって変わりますが、性格によっても変わります。
大らかな猫であれば、急所であるお腹を出して寝ることも多いでしょう。一方で警戒心が強い猫だと、体を丸めたり伏せたりしてお腹を隠す傾向に。
なお、寝姿のスタンダードは足を投げ出し、脇腹を見せる横向きのポーズです。

夢を見るし寝言もいう

ミヌエットのラテちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人と同じように、猫も夢を見るといわれています。
猫が睡眠中に体をビクッとさせたり、ムニャムニャと声を出したりする姿を見たことがあるかもしれませんが、これは夢を見ているときの反射的なしぐさ。
夢の中で、ネズミなどの獲物を追っているのかもしれませんね。
猫にとっても、睡眠は狩りをしながら暮らしていくために必要不可欠な時間だったようです。愛猫が安心して眠っている姿は愛らしく、癒やされるもの。これからも、愛猫が思う存分眠れる環境を保ってあげてくださいね。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『「よく寝る子」は起きてるときって、何してる? ねこの8時間』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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