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本当に猫を飼える? 猫を飼う前に確認したいこと

猫を飼い始める前に準備しておくべきことはなんでしょうか?猫用のグッズなどよりも、まず本当に猫の一生に責任をもてるのか、きちんと考えることです。今回は、猫を飼う前に確認しておくべきことについて解説します。

住環境

メインクーンの銀次郎ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫を飼うためには、まず今の住居が猫を飼うことができる環境であることが大前提です。
集合住宅の場合、猫を飼うこと自体はOKでも、猫の大きさや頭数などに制限があることも。また転居や転勤の可能性がある場合は、転居先が飼えない環境になってしまうことも考えられるため、慎重な判断が必要です。

猫を飼う際は、交通事故やケンカによるケガ、感染症などから猫を守るためにも、室内飼いが推奨されています。また、糞尿やゴミを荒らす、鳴き声がうるさいなど、猫による周囲の人への被害をなくすことは飼い主の責務です。猫を自由に放して周辺に迷惑をかけることは、猫にとっても不幸なことになりかねません。

ライフスタイル

スコティッシュフォールドのまるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
自身のライフスタイルをよくかえりみて、ペットを飼う目的と、それに猫がマッチするのか、充分に検討する必要があります。見た目やイメージだけでなく、品種の特性や生態をよく理解してから判断しましょう。

また、自身の時間と体力も、ペットを飼う余裕があるかよく考えましょう。猫は生きていくためのすべてを飼い主に依存しており、毎日の食事、排泄物の掃除、清掃、運動、遊び、健康管理などするべきことは多くあります。癒しやかわいさなど得られるものばかり期待して、これらの世話が面倒だと思うようなら、猫を飼うべきではありません。

家族の同意とアレルギー

同居家族がいる場合、猫を飼うのに家族の同意と理解は必要不可欠。基本的に、家族全員が猫が好きで飼うことに同意している必要があるでしょう。
また、飼い始めたあとで、ぜんそくや皮膚の湿疹など、猫アレルギーを発症するケースもあります。猫アレルギーでも生活の工夫で症状を軽減することはできますが、自分や家族がアレルギー体質の場合は、飼う前に医師に相談したり、検査を受けるなどしてするなどして慎重に判断しましょう。

経済面

遊んでいる雪月ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫を飼うためには、生涯にわたってお金がかかります。
食費はもちろん、トイレやケージ、ベッドなどの設備費、健康管理のための診察費、爪や歯の手入れ、ワクチン接種など。これらの経済的負担を、猫の生涯にわたって負うことができるか、よく考えてみましょう。

終生飼養を誓えるか

仲よく眠る2匹
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主には、猫のニーズに応え、心地よく安全に暮らす自由を確保し、猫がその命を終えるまで適切に飼養する責務があります。飼い始める前に、この責務を全うできるか、その覚悟はあるのかよく考えてみましょう。

人生には就職、進学、転居、結婚、出産など、さまざまな転機がおとずれます。このようなことがあっても飼い続けることができるのか、今一度よく検討してみて。万が一あなたが病気などでお世話ができなくなったときのことも考え、代わりにお世話してくれる人がいるかどうかまで確認しておくといいでしょう。
「かわいいから」「流行っているから」といった理由で飼い始め、あとからさまざまな理由によって飼えなくなるケースは、残念ながら後を絶ちません。今回の内容も参考に、人も猫も幸せに過ごせるような選択をしてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫を飼いたい人必見!猫を飼う前に必要な8つの心構えとは』(監修:きたじま動物病院 長谷川諒先生)
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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