猫と暮らす
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猫の聞こえない鳴き声「サイレントニャー」 猫が学習した末の行動だった?!
サイレントニャーの目的はあいさつとアピール
どちらも相手との関係を築くためのものなので、本来単独行動をする猫にはあまり必要ではないしぐさといえるでしょう。
しかし以下のタイプの猫は、飼い主さんとコミュニケーションをとろうとして、無意識に声を出さずに鳴くことがあります。
・メス:オスより控えめな性格が多く、声を出さない可能性も
・1才未満:子猫は甘え気分のときなどに見られやすい
・シンガプーラなどの猫種:華奢な体格の猫種のほうがしやすい
また、サイレントニャーをしやすいタイミングとして、のどが声を出す準備ができていない寝起きがあげられます。
学習を経て意図的に「サイレント」に鳴く可能性がある
そのため、「たまたまやったらかまってくれた」など、いいことが続くと、サイレントニャーを繰り返すようになる場合もあるようです。
この点から考えると、知能や経験値が高い成猫やシニア猫も、する可能性は高いといえるでしょう。
実は「サイレント」だけど声が出ている場合も
これは猫の声域と、人の可聴域の差によるもので、猫の声が高すぎると人には聞き取れないこともあるのです。
なお、人の可聴域は年齢によって変わるため、子どもには猫の鳴き声が聞こえていても、大人には鳴き声が出ていないように感じることも。
「サイレント」が続くときは獣医師に相談を
猫の声帯はのどのつけ根にあるため、猫があくびをするときなどに、のど元をチェックしてみるといいでしょう。
見える部分に赤みや腫れなどがあれば、声帯にも何かしらの異常が起きていることがあるので、すぐに受診してください。
参考/「ねこのきもち」2018年11月号『知ってる? ココロに響く「聞こえない鳴き声」 サイレントニャ~』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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