猫と暮らす
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熱い飲み物やストーブ 冬は猫のヤケドに要注意!意外と起こりやすい事故は
人が生活しているエリアには、猫にとって危険なものが少なくありません。とくに寒い季節になると、熱い飲み物や暖房器具などで、猫がヤケドを負うリスクが高まります。
そこで今回は、どんな場面で猫がヤケドしやすいのか、どういう対策が効果的なのかなどを、獣医師の小林清佳先生に伺いました。
そこで今回は、どんな場面で猫がヤケドしやすいのか、どういう対策が効果的なのかなどを、獣医師の小林清佳先生に伺いました。
熱い飲み物
熱い飲み物を入れたカップを、机に置きっぱなしにはしていませんか? 猫がカップに触れたり倒したりしてしまうと、ヤケドをするおそれがあります。猫が故意にカップを倒そうとしなくても、机に飛び乗った拍子に倒してしまうケースもあるため、油断できません。
熱い飲み物を飲む際は手元に置き、その場から離れるときは扉付きの戸棚に入れるなど、猫の手が届かないところにしまうようにしましょう。また、使用するカップはできるだけ重く、安定感のあるものを選ぶのがおすすめです。
また、コーヒーなどカフェインが含まれている飲み物は、猫が口にするとカフェイン中毒を起こすおそれがあります。そういった飲み物はなめるだけでも危険なので、こぼれた飲み物が猫の体に付着した場合は、すぐに拭き取ってあげましょう。
熱い飲み物を飲む際は手元に置き、その場から離れるときは扉付きの戸棚に入れるなど、猫の手が届かないところにしまうようにしましょう。また、使用するカップはできるだけ重く、安定感のあるものを選ぶのがおすすめです。
また、コーヒーなどカフェインが含まれている飲み物は、猫が口にするとカフェイン中毒を起こすおそれがあります。そういった飲み物はなめるだけでも危険なので、こぼれた飲み物が猫の体に付着した場合は、すぐに拭き取ってあげましょう。
キッチン
寒い時期に限りませんが、調理中の鍋やフライパンを猫がひっくり返したり、使用直後で高温になったガスコンロやIHヒーターに触れたりすると、大ヤケドにつながります。調理中は、愛猫がキッチンに立ち入れないようにしておくのが安心です。
また、調理後でも調理器具が高温のうちは、不燃性のカバーで覆うなどの対策をとると、なおいいでしょう。
また、調理後でも調理器具が高温のうちは、不燃性のカバーで覆うなどの対策をとると、なおいいでしょう。
ストーブ
本体が高温になるタイプのストーブは、猫が触れると肉球をヤケドするおそれがあります。さらに、猫がおもちゃや毛布をストーブの近くに置いてしまうと、火災を招く危険も。そのようなストーブを使用する場合は、ストーブの周りを柵で覆うなど、猫が近寄れないような対策を行いましょう。
ただ、それでも100%安全とはいえません。猫が過ごす部屋は、可能ならエアコンやオイルヒーターなど、安全性の高い暖房器具を使用するのが望ましいですね。
ただ、それでも100%安全とはいえません。猫が過ごす部屋は、可能ならエアコンやオイルヒーターなど、安全性の高い暖房器具を使用するのが望ましいですね。
ホットカーペット
高齢の猫に多いのですが、温めたホットカーペットの上に長時間同じ体勢で寝転がっていると、カーペットに触れていた部分が低温ヤケドを起こすケースがあります。
愛猫がホットカーペットでずっと寝ているようなら、こまめに体勢を変えてあげたり、時間を決めてホットカーペットの電源を切ったりなど、低温ヤケドにならないように配慮してあげましょう。
愛猫がホットカーペットでずっと寝ているようなら、こまめに体勢を変えてあげたり、時間を決めてホットカーペットの電源を切ったりなど、低温ヤケドにならないように配慮してあげましょう。
猫がヤケドをすると、直後はたいしたことがないと思っても、あとから炎症が酷くなることがあります。
愛猫がヤケドしないように対策をすることが第一ですが、万が一ヤケドを負ってしまった場合は、流水やタオルを巻いた保冷剤などで患部を冷やしながら、速やかに動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
愛猫がヤケドしないように対策をすることが第一ですが、万が一ヤケドを負ってしまった場合は、流水やタオルを巻いた保冷剤などで患部を冷やしながら、速やかに動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2021年12月号『危険予測で愛猫を守ろう! 冬の暮らしヒヤリ事件File』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2021年12月号『危険予測で愛猫を守ろう! 冬の暮らしヒヤリ事件File』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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