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もしものときに備えよう!猫の命を守るために必要な防災グッズを解説
1週間の避難生活をするのに必要な猫用の防災グッズ
食べ慣れているフードが1週間分あれば安心です。療法食を与えている場合は、多めにもらえないか獣医師に相談してみてください。
慣れない環境にストレスを感じ、フードや水を摂らなくなる猫もいます。食事と水分補給に、愛猫の好きなペースト状のおやつを1週間分用意しておきましょう。
軽くて割れない素材で、小さく折りたためるものなどを選びましょう。水とフード用に2つあると便利ですが、人用の皿にラップを巻いて代用するなどして、軽量化させるのもおすすめです。
1週間分の飲み水(軟水)を用意しましょう。硬水は猫の結石の原因になるのでNG。人用の水から取り分けてもいいでしょう。
避難先では、飼い主さんのマナーが問われる場面も多くなります。ポリ袋はフードのパウチや、トイレ砂などを片づけるときに役立ちます。
避難時期によっては、寒さ対策としてタオルや布が重宝します。大判サイズのタオルなら、キャリーケースの上からかけて、視界と音を遮断することもできて猫の負担を減らせます。
どちらか1週間分あれば安心ですが、トイレ砂は重量があり運ぶのが大変なため、最低3日分あればいいでしょう。ペットシーツは吸水性があるため、タオル代わりとしても使えます。普段からペットシーツで排泄することに慣らしておけば、軽量化することもできるでしょう。
はぐれたときのことも想定して、猫の特徴(正面・お腹・背中・尾)がわかる写真をスマホに入れておきましょう。また、避難先で愛猫と別々に過ごす可能性もあるため、健康手帳も必須となります。
持病がある猫の場合は、必ず薬の準備を。獣医師に相談し、多めに処方してもらうとよいでしょう。
猫と避難する際に必要となる防災グッズ
避難時には、猫用の防災グッズと人用の防災グッズをつめたリュックと、猫を入れたキャリーケースを運びます。キャリーケースは肩にかけて両手を空けられるものもあるため、避難状況に合わせて準備をしておきましょう。
避難時、愛猫をキャリーケースに入れる前に洗濯ネットに入れると、災害の衝撃や猫のパニックなどによる脱走を防ぎやすくなります。
停電中や夜中に避難する際に、愛猫を見つけられないというケースもあります。電気が使えなくなる可能性もあるため、充電タイプではなく、電池で動くタイプを用意しておくと安心です。
避難先に持って行くと便利なグッズ
ケージは避難先での猫の生活の場になります。折りたたんで持ち運べる軽量のものだとなおよし。避難せず自宅で過ごす場合は、ハードタイプのケージ内に、食事とトイレを置いておくと安心です。
避難先のマナーとして、猫の抜け毛ケアや使用済みのトイレ砂のケアも必要になるため、ブラシや消臭グッズなどがあると便利です。
油性ペンや粘着テープ、カッター、新聞紙などを持っていれば、万が一愛猫とはぐれた際に、猫や飼い主の情報を掲示できます。また、一緒に避難したときに、新聞紙を裂いてトイレ砂の代わりにすることもできます。
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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