猫と暮らす
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猫のオシッコの正解は 病気があらわれやすいオシッコの異変に気づくために知っておきたい
猫に多い泌尿器の病気のサインは、オシッコに表れやすいとご存じですか?
オシッコは、腎臓で血液から取り除いた老廃物を水分とともに体外に排出するもの。腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器の健康状態を反映します。飼い主さんはこまめに愛猫のオシッコをチェックして、泌尿器の健康状態を把握する必要があります。
そこで今回は、健康な猫のオシッコの状態と、「いいオシッコ」を作るためには飼い主がすべきことを獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
オシッコは、腎臓で血液から取り除いた老廃物を水分とともに体外に排出するもの。腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器の健康状態を反映します。飼い主さんはこまめに愛猫のオシッコをチェックして、泌尿器の健康状態を把握する必要があります。
そこで今回は、健康な猫のオシッコの状態と、「いいオシッコ」を作るためには飼い主がすべきことを獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
「いいオシッコ」の状態は
オシッコのよしあしには個体差がありますが、それでも「いいオシッコの目安」を知っておくことは、愛猫の健康を管理するうえでとても大切です。
《色》
ジャスミンティーのような澄んだ黄色が一般的です。ただ、オシッコのタイミングによって濃淡は多少変わります。
《量・回数》
1日のオシッコ量は、体重1kgあたり22~30ml(体重4㎏でおよそ100ml)です。こちらも、日によって多少の増減はあります。
《ニオイ》
猫のオシッコは、人の尿より濃縮されているため、強いニオイを放っています。ニオイのチェックをする際は、「いつものニオイと一緒かどうか」を基準にするといいでしょう。
《オシッコ中の様子》
落ち着いて座り、数秒で一気に排尿していれば問題ありません。ウロウロしたりソワソワしたり、挙動がおかしい場合は何か原因があるのかも。
ジャスミンティーのような澄んだ黄色が一般的です。ただ、オシッコのタイミングによって濃淡は多少変わります。
《量・回数》
1日のオシッコ量は、体重1kgあたり22~30ml(体重4㎏でおよそ100ml)です。こちらも、日によって多少の増減はあります。
《ニオイ》
猫のオシッコは、人の尿より濃縮されているため、強いニオイを放っています。ニオイのチェックをする際は、「いつものニオイと一緒かどうか」を基準にするといいでしょう。
《オシッコ中の様子》
落ち着いて座り、数秒で一気に排尿していれば問題ありません。ウロウロしたりソワソワしたり、挙動がおかしい場合は何か原因があるのかも。
以上が、「いいオシッコ」の目安です。色や量などが基準から大きく外れている場合は病院の受診をおすすめします。
次からは、「いいオシッコ」を作るポイントをご紹介します。
次からは、「いいオシッコ」を作るポイントをご紹介します。
「いいオシッコ」を作るポイント1:新鮮な水
猫の体は、凝縮した濃いオシッコを作るしくみになっています。しかし、オシッコが濃くなりすぎると、泌尿器の病気にかかりやすくなる場合も。新鮮な水を常備し、愛猫がいつでも飲めるようにしておきましょう。
「いいオシッコ」を作るポイント2:快適なトイレ
多くの猫は、自分のトイレにこだわりをもっています。気に入らないトイレや汚れているトイレではオシッコをしたがらないケースがあるため、快適なトイレ環境を維持するように心がけましょう。
「いいオシッコ」を作るポイント3:ストレスのない生活
膀胱炎にはいくつか種類がありますが、猫の膀胱炎の中で最も多い「特発性膀胱炎」は、ストレスが発症に関係していると考えられています。そのため、飼育環境は愛猫にとって快適か、ストレス要因はないかなど、毎日の生活に気を配ってあげましょう。
「いいオシッコ」を作るポイント4:定期的な尿検査
オシッコを直接見るのは難しいですが、ペットシーツやトイレ砂の様子から、いつもどおりかそうでないかを日頃からチェックしましょう。ただし、飼い主さんの確認だけでは限界があります。目に見えない変化にいち早く気付くためにも、動物病院での定期的な尿検査を受けるといいでしょう。
猫のオシッコからは、さまざまな情報が読み取れます。少しでもおかしいなと感じたら、早めに動物病院で診察を受けてくださいね。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2021年5月号『“出るもの”は健康のバロメーター 目指せ!いいウンチいいオシッコ』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2021年5月号『“出るもの”は健康のバロメーター 目指せ!いいウンチいいオシッコ』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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