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猫飼いの悩みのタネ「猫の抜け毛」 大量に抜ける理由とお手入れや掃除のコツ

猫との生活に抜け毛はつきものですが、抜け毛が多い時期はケアが本当に大変ですよね。抜けた毛をそのままにしてしまうと、猫自身や飼い主さんの健康を害するおそれも。今回は猫の抜け毛について、その原因やお手入れの方法についてご紹介します。

猫の毛がたくさん抜ける原因は?

ブラッシング中のくぅちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ダブルコートだから

猫の被毛には、「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類があります。
ダブルコートは、外側に接しているオーバーコートと、皮膚に近い内側に生えているアンダーコートの二層構造になっているのが特徴。シングルコートの猫でも抜け毛はありますが、アンダーコートのある猫の方がより抜け毛は多く感じられるでしょう。

換毛期だから

春と秋は、次にやってくる夏と冬に備えて温度変化に対応できる被毛へと変わります。このように、毛が生え変わる時期を「換毛期」と呼びます。
冬を迎える前はボリュームのある被毛に生え変わり、春にはそれが抜け落ちてさっぱりとした被毛に変わっていきます。猫によっては、通常時の10倍以上も抜け毛が増えることがありますよ。

ストレスや病気によるもの

ストレスを感じると、気分を紛らすためにグルーミングを行う猫もいます。過度なグルーミングは血行不良や炎症を起こし、ごっそりと毛が抜けてしまうことも。

病気が原因の抜け毛もあり、ノミや食べ物のアレルギー、疥癬や皮膚糸状菌症などが考えられます。大量の抜け毛を飲み込むことで病気になることもあるので、心配なときはかかりつけの獣医師に診てもらいましょう。

抜け毛を防ぐためにしてあげられることは?

ペルシャのかかおちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
・こまめなブラッシング
ブラッシングをして効率よく抜け毛を除去してあげることが大切。短毛種はラバーブラシ、長毛種はスリッカーとコームのダブル使いがよいでしょう。換毛期の間は、長毛猫は1日2回、短毛猫は1日1回のお手入れが目安です。
・嫌がらなければシャンプーも
猫が嫌がらないことが前提ですが、シャンプーも効果的です。短毛種は春と秋、長毛種は月1回程度を目安にしましょう。半乾きは雑菌が繁殖しやすくなるので、しっかりと乾かしあげてくださいね。シャンプーが苦手な猫には、固く絞ったぬれタオルや、猫用のボディタオルで体を拭くだけでもOKです。

換毛期はお部屋掃除も念入りに

キャットタワーに登るすももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の抜け毛を放置すると、病気を引き起こす場合があります。猫アレルギーを引き起こす原因物質も浮遊しやすくなるため、換毛期にアレルギー症状がでる飼い主さんもいます。猫と飼い主さんの健康のために、こまめに掃除して清潔を保ちましょう。

掃除機をかけるときは、床材にあわせて動かし方を変えてみてください。フローリングは板目に沿って、畳の場合は溝の上で数秒ストップさせてじっくりと吸い取りましょう。ラグやカーペットは、毛を起こす要領でかけていきます。

掃除機をかけにくいキャットタワーには、「ゴム手袋」がおすすめ。手にはめてなでるだけで、繊維に絡んだ毛を集められますよ。ハウスの中にも手を入れて、家中くまなく掃除しましょう。
正しい抜け毛対策をすることで、猫や飼い主さんの健康維持につながります。しっかりとケアしてあげてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の抜け毛対策!原因や対処法、掃除のコツもご紹介!』(監修:横浜戸塚プリモ動物病院院長 草場宏之先生)
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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