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保護猫をうちに迎え入れたいと思ったら。必要な手続きと準備

猫を飼うとき、保護猫の迎えることが選択肢のひとつとして定着してきました。実際にどのように迎え入れるべきでしょうか。保護猫を迎え入れる選択肢を見つけるため、保護猫団体、保護猫カフェ、保護猫シェルター、動物愛護センターの活動内容を紹介します。
※ 今回紹介する譲渡の流れはあくまで一例です。申し込む前に必ず迎え先に確認しましょう。

「保護猫団体」は新しい飼い主さんを見つける施設

見上げるモミジちゃん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「保護猫団体」は飼い主さんのいない猫を保護して、新しい飼い主さんを見つける活動をしています。なかには、保健所や動物愛護センターから猫を引き取って、飼い主さんを見つける活動を行っている場合もあります。

保護猫団体から譲り受けたいと思ったら? 譲渡の流れの一例

① 譲渡会に参加するか、サイトから応募する
まずは、保護猫団体が主催する譲渡会に参加します。事前予約が必要な場合もあるので、必ず確認しましょう。場合によっては譲渡会以外にも、団体が運営する里親募集サイトから応募するケースもあります。
② 説明や面談を受ける
気になる猫がいたら、引き取り希望用のアンケートに記入します。そして、スタッフから猫の説明を聞き、面談を受けます。
③ 自宅でトライアルをする
審査に通過したら、本当に飼えるのかどうかを確認するため、1~4週間のトライアルをします。
④ 双方の合意に至れば正式譲渡へ!
先住猫や家族との相性などに問題がなく、双方の合意に至れば、契約書を交わして譲渡が決定となります。

「保護猫カフェ」は触れ合いながら出会いを提供する施設

ベロを出すモコちゃん(マンチカン)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
保護猫カフェは、飲食をしながら猫と触れ合える場所。新しい飼い主さんと猫の出会いを提供するとともに、利用料を保護猫活動に充てるなどしている場合もあります。

保護猫カフェから譲り受けたいと思ったら? 譲渡の流れ

① お店へ行って猫と触れ合う
カフェにいる猫と触れ合い、トライアルしたい猫がいる場合はスタッフに相談します。
② 説明や面談を受ける
譲渡条件をきちんと把握したあとでアンケートに記入します。そのうえで、スタッフとの面談を受けます。
③ 自宅でトライアルをする
迎える日を決め、これから家族と暮らしていけるか判断するため、1~2週間自宅で一緒に過ごします。
④ 問題がなければ正式譲渡へ!
トライアル期間で問題ないと判断した場合は、契約書を交わして正式に譲渡されます。

「保護猫シェルター」は病気やケガの治療を含めたお世話がされる施設

バンモックに乗るつくしくん(ラグドール)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
保護猫シェルターは病気やケガの治療など、猫のお世話がされる施設です。保護猫カフェと同様に猫と触れ合いながら、新しい飼い主さんと猫の出会いを待っています。
・保護猫シェルターから譲り受ける流れは保護猫カフェと同じようなことが多い
迎えるまでの流れは保護猫カフェと同じです。施設で猫と触れ合いながらトライアルしたい猫を探します。

「動物愛護センター」は各都道府県にある動物保護施設

見上げるコムギちゃん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
動物愛護センターは各都道府県にある動物保護施設のことで、おもに保健所から移送されてきた猫を収容します。(名称は自治体によって異なります)譲渡会で、新しい飼い主さんを探す取り組みなどを行っています。

動物愛護センターから譲り受けたいと思ったら? 譲渡の流れの一例

① 迎える条件を確認して申し込む
自治体が開設しているWEBサイトなどで譲渡条件を確認し、譲渡希望の申し込みをします。
② 講習会を受講する
猫を飼う前の心構えと、準備の説明を受けます。なかには、譲渡決定後に講習会を受ける場合もあります。
③ 猫と「お見合い」する
譲渡対象の猫と対面して、職員と相談しながら猫を選びます。その後は、センターから連絡が来るのを待つことになります。
④ 審査に通れば、手続きをして譲渡へ!
申込書の内容が審査されて通過した場合は、センターが作成した書面などにサインして手続きを行います。そして、正式に猫が譲渡されるのです。
4団体とも保護した猫の新しい飼い主さんを探すところは共通していますが、それぞれに猫の状態や保護された経緯が異なります。保護猫を迎え入れたいと思ったら身近にある団体へ確認して、譲り受けの条件や受け入れ方法を聞いてみるといいでしょう。
参考/「ねこのきもち」2022年11月号『保護猫との出会いのお話 一緒におうちに帰ろうね。』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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