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ほっておけば治ると軽視しないで 怖い猫の「歯肉口内炎」予防と治療

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人の口内炎は、1週間程度で自然に治ることがほとんどですが、猫の口内炎は人と違ってとても深刻です。ほとんどの場合で歯肉に炎症が見られることから「歯肉口内炎」と呼ばれ、強い痛みを伴って食事が取れなくなったり、口内の細菌が全身に巡って命を落としたりするケースもあります。
猫が歯肉口内炎を発症する原因は、まだはっきりと判明していません。それでも、ふだんのケアで歯肉口内炎を予防する方法はいくつかあります。

今回は、歯磨きや感染対策など、おうちでできる歯肉口内炎の予防方法を、獣医師の藤田桂一先生に伺いました。

定期的な歯磨き

マンチカン・ロングヘアの福太郎くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
歯肉口内炎の発症には、口内にある細菌が大きく関わっていると考えられています。そのため、日頃のデンタルケアで口内の歯垢や歯石を取り除くのが、歯肉口内炎予防に効果的です。

歯磨きの基本的な流れは、以下の通り。

1. 猫用の歯みがきジェルを、歯ブラシにつける
2. 慣れるまでは、猫に歯ブラシを自由に噛ませる
3. 口角を引き上げるようにしながら、上の奥歯に歯ブラシを当て、小刻みに動かしながら歯みがきをする

歯垢が最もつきやすいのは、上の奥歯だといわれています。すべての歯をちゃんとみがくのが理想ですが、慣れるまでは無理をしないでOK。まずは歯ブラシを噛ませるだけ、慣れたら上の奥歯をササッとみがくだけ、もっと慣れたらほかの歯も……というように、段階的に慣らしていきましょう。

ワクチンなどでウイルス感染対策

ラガマフィンのMiddleくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
前述のとおり、猫の歯肉口内炎の原因は、まだはっきりとわかっていませんが、猫自身の免疫システムの異常や、ウイルス、細菌の存在が関係しているといわれています。

ウイルスの感染対策を行うことは、歯肉口内炎のみならず、さまざまな病気の予防につながります。
歯肉口内炎は、猫カゼを引き起こす猫カリシウイルスや、猫白血病ウイルスなどと関係が深いと考えられています。そのため、それらに対抗できるワクチンを定期的に摂取することが、歯肉口内炎対策にもなります。

またウイルス感染の多くは、感染猫とのケンカやグルーミングなどが原因となるものも。愛猫が屋外の猫と接触しないよう、完全室内飼いを徹底し、脱走対策もしっかりと行うことが大切です。

食事などで免疫力をキープ

ソマリのいずなくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
免疫力が低下すると、歯肉口内炎の原因のひとつだといわれているウイルスや細菌の影響を受けやすくなってしまいます。免疫力をキープするためには、ストレスフリーな環境作りと、栄養バランスのいい食事がポイントです。
・ストレスフリーな環境作り
不快な環境や不安な状況などは猫にストレスを与え、免疫力低下にもつながります。快適な室温・湿度を保ったり、室内を清潔にしたりなど、猫がリラックスしながら過ごせる空間作りを心がけましょう。
・栄養バランスのいい食事
人も猫も、栄養バランスが崩れると免疫力が下がります。猫用のフードは「総合栄養食」と表示されている商品を選ぶことが重要です。また、おやつの与えすぎにも注意しましょう。
猫の歯肉口内炎は、とても怖い病気です。一度発症すると完治しにくいため、できるだけ歯肉口内炎にならないよう、日頃からしっかりと対策をしていきましょう!
お話を伺った先生/藤田桂一先生(フジタ動物病院院長 獣医学博士 日本小動物歯科研究会会長)
参考/「ねこのきもち」2022年7月号『人と同じと思わないで!甘く見ると怖い… 猫の歯肉口内炎』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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