猫と暮らす
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激しい運動後「ハアハア」する猫も 猫の体に耳を澄ませば聞こえてくる音の秘密
猫からは、鳴き声以外にもさまざまな音が聞こえてきますよね。寝ているときの「スピー」「ムニャムニャ」や、しゃっくりのような「ヒック」など、愛猫から発せられるおもしろい音を聞いたことがある飼い主さんも多いでしょう。中には病気の疑いがある音もありますが、心配する必要のない音も少なくありません。
そこで今回は、猫から聞こえてくる音の中から「様子見でいいと考えられる音」を、獣医師の重本仁先生に伺いました。
そこで今回は、猫から聞こえてくる音の中から「様子見でいいと考えられる音」を、獣医師の重本仁先生に伺いました。
寝ている猫の鼻から「スピー」
月に数回など、たまに音が鳴る程度なら様子見でOKです。生理的な範疇で鳴っている音だと思っていいでしょう。
ただ、過去に猫カゼにかかったことがある猫の場合は、再発した際に鼻腔内に分泌物が詰まり「スピー」と音が鳴ることもあります。頻繁に聞こえるときは、獣医師に相談してみましょう。
ただ、過去に猫カゼにかかったことがある猫の場合は、再発した際に鼻腔内に分泌物が詰まり「スピー」と音が鳴ることもあります。頻繁に聞こえるときは、獣医師に相談してみましょう。
激しく動いたあとに、口を開けて「ハァハァ」
猫は基本的に開口呼吸をしませんが、ペルシャなどの短頭種や、ノルウェージャンフォレストキャットなどの大型種は、激しい運動をしたあとに「ハァハァ」と呼吸するケースがあります。これらの猫種なら、様子見でいいでしょう。
ただ、開口呼吸は心筋症などのサインの場合があるため、ほかの猫種の場合は念のため受診したほうがいいかもしれません。
ただ、開口呼吸は心筋症などのサインの場合があるため、ほかの猫種の場合は念のため受診したほうがいいかもしれません。
水を飲んだあとに「ヒック」
実は、猫もしゃっくりをします。たまに起こる程度ですぐに止まるのなら、特に問題はないと考えて大丈夫です。
ただ、飲食のあとに毎回「ヒック」と聞こえるようなら、少し気になります。受診の検討をするといいでしょう。
ただ、飲食のあとに毎回「ヒック」と聞こえるようなら、少し気になります。受診の検討をするといいでしょう。
睡眠中、何かを食べるように「ムニャムニャ」
寝ているとき限定の「ムニャムニャ」は、特に問題ありません。猫も夢を見るといわれているため、もしかしたらレム睡眠のときに、何かを食べている夢を見ているのかもしれませんね。
ただ、起きて活動しているときに口をモゴモゴと動かし「シャクシャク」などの音が聞こえてきたら、歯周病のおそれがあります。動物病院で相談してみましょう。
ただ、起きて活動しているときに口をモゴモゴと動かし「シャクシャク」などの音が聞こえてきたら、歯周病のおそれがあります。動物病院で相談してみましょう。
食後、口から「ゴポッ」と音がする
猫も人と同じようにゲップをするため、食後に「ゴポッ」と聞こえたにもかかわらずフードを吐いていないのなら、それはゲップだと考えられます。子猫時代に多く見られますが、成猫でも起こりえる生理現象です。
たまになら問題ないですが、頻発するようなら何か病気が隠れていることも。
たまになら問題ないですが、頻発するようなら何か病気が隠れていることも。
ご紹介したさまざまな音とその原因は、あくまでも一例です。音の原因がご紹介した例と異なる場合もあるため、心配な方は動物病院を受診してくださいね。
お話を伺った先生/重本仁先生(王子ペットクリニック院長)
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『12月6日は「音の日」 要受診! 猫の体から発する音で気付く病気』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『12月6日は「音の日」 要受診! 猫の体から発する音で気付く病気』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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