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綿棒でできる猫のお手入れ! 鼻・歯・爪や肉球を清潔に保とう

愛猫の体のちょっとした汚れが気になったとき、正しくケアはできていますか? 今回は、身近な衛生アイテムである綿棒を使った猫のお手入れについて、アニマル・ケアサロン医院長の中桐由貴先生にお話を伺いました。

鼻のお手入れ

ミケ猫のみけこちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
鼻クソは、猫の顔を見て気付いたタイミングでお手入れをしましょう。つい指先でピッと取りたくなりますが、衛生面と安全性を考えると、湿らせた綿棒でお手入れをする方がベターです。

まず綿棒の先を38℃程度のぬるま湯に浸し、綿棒の先を鼻の縁に置き回転させて、鼻クソを絡め取ります。このとき、穴には入れないよう注意しましょう。手早く一瞬で終わらせるのがポイントです。

歯のお手入れ

茶白猫の五郎ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の歯のお手入れは、毎日歯ブラシで歯磨きをするのが理想。しかし難しい場合は、乾いた綿棒で代用するのもおすすめです。

まず猫の顔をしっかりと持ち、綿棒の先を歯の根元に当てて上下に小さく動かします。猫が嫌がるそぶりを見せたら、お手入れ嫌いにさせないためにも、その場ですぐに終わりにしましょう。
一度にたくさんの歯をきれいにしようとせず、まずは犬歯一本からチャレンジしてみてください。慣れてきたら奥歯に挑戦を。

爪や肉球のお手入れ

サイベリアンのさくらちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
肉球は床やトイレの汚れが付きやすいうえ、皮脂の分泌が多い部位です。汚れがたまってしまうと、皮膚炎の原因になるため、1週間に1回を目安にケアしましょう。

ガンコな汚れはオイルでやさしく落とすのがおすすめ。まずオリーブオイルなどの食用油を綿棒の先に付け、爪の周囲の汚れに当て、やさしくこすり落としてください。さらに肉球と肉球の間に綿棒を入れ、マッサージやツボ押しをするイメージで汚れを落としていきましょう。

なお、オリーブオイルを使用する際は、猫が大量になめないように注意を。また、オイルでお手入れをした部位は、ぬるま湯で湿らせたコットンでしっかり拭きましょう。
お手入れは猫に負担の少ない方法でこまめに行いたいもの。なお、猫の耳にも綿棒を使いたくなるかもしれませんが、硬さがあるため猫の耳道を傷つけてしまうおそれがあります。基本的に、猫のやわらかい部位にあてないよう気をつけてくださいね。
お話を伺った先生/中桐由貴先生(アニマル・ケアサロンFLORA医院長 日本ペットマッサージ協会理事)
参考/「ねこのきもち」2020年5月号「ねこにも地球にもやさしい コットン拭きでかんたんササッと愛猫ケア」
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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