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間違ったやり方だと病気になる?猫の「耳そうじ」に関する疑問5つ
今回は、飼い主さんから寄せられた声をもとに、猫の耳そうじにまつわる疑問について解説します!
Q1.耳アカが出る猫と出ない猫がいるけど、どうして?
猫の耳アカは、外耳腺や皮脂腺からの分泌物に、はがれ落ちた古い角質と毛やホコリなどが混じったもの。
そのため、この分泌物が多い体質の猫だと、耳アカの量も多くなる傾向に。個体差があり、ほとんど耳アカが出ない猫もいます。
Q2.季節によって耳アカの量って変わる?
耳の皮脂腺などから出る分泌物は、温度・湿度によって量が増減します。温度が上がる春から夏、また湿度の高い梅雨時は分泌物の量が増えるため、この時期限定で耳アカが出る猫もいるでしょう。
Q3.病気のときはどんな耳アカが出るの?
正常な耳アカの色は茶色をしていて、少しベタ付いたワックス状です。一方、病気の耳アカは、黒や黄緑色など色が変わり、ねっとりした質感に。
また、正常な耳アカが無臭なのに対し、病気だと悪臭がともなうケースもあります。
Q4.病気予防のために耳そうじは必要?
耳アカが出ない体質の猫もいるので、耳が汚れていなければ耳そうじの必要はありません。
ただ、ふだんは耳アカが出ていなくても、季節や加齢で出る猫も。まめに耳のチェックをしてあげましょう。
Q5. 間違った耳そうじで病気になる?
耳の穴をゴシゴシ拭いたり、不必要に湿らせると、耳の病気の原因になります。正しい耳そうじの方法でお手入れしましょう。
また、動物病院では耳の中に注ぎ込む洗浄液を使うことがありますが、健康な猫の耳には不向き。自宅では使わないでください!
やりがちなNGお手入れ5つ
①綿棒を耳の穴に入れる→内部を傷つける恐れあり!
②タオルでこする→摩擦で炎症を起こす可能性あり!
③指でこすって汚れを取る→摩擦で炎症を起こす可能性あり!
④アルコール綿で拭き取る→アルコールの刺激で炎症を起こす恐れあり!
⑤被毛用シャンプーシートで拭く→耳の中の毛は被毛ではないので適しません!
もし当てはまるものがあれば、やめるようにしましょうね。
「猫のやさしい耳そうじの方法」については、下記の記事でくわしく解説しています。ぜひ参考にしてみてください♪
>>いますぐ実践!猫が喜ぶ「やさしい耳そうじ」テクを伝授♪
>>https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=14886
(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/Honoka
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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