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猫の留守番で準備しておきたいこと 万が一の事故を防いで安心してくつろいでいてもらうために

仕事や外出など、猫を留守番させる機会は多いですよね。留守番中も愛猫が安心して過ごせるようにするには、出かける前に家の中を留守番に適した環境に整えることが大切。今回は、猫を留守番させる前にすべき準備について、獣医師の徳留史子先生に聞きました。

誤食やケガをしないよう事故防止対策をする

飼い主さんを見上げるラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

人の食べ物や猫用のおもちゃは猫が届かないところにしまう

人の食べ物は猫にとって有害な場合があるうえ、猫用のおもちゃは誤食の可能性があるので、猫が届かないところにしまうようにしてください。しまう場所が開き戸などで、猫が開けてしまう可能性がある場合は、市販の開き戸ロックをつけておくと安心です。

ひとつの部屋に閉じ込めてしまわないようドアストッパーをつける

留守番中は猫が行き来できる部屋を決めておきたいところですが、場所を移動する際にドアで体を挟まれたり、部屋に閉じ込められたりしてしまうおそれもあります。それを防ぐためにも、ドアにはドアストッパーを強めに差し込んでおきましょう。

ストレスを感じず安心して眠れるよう猫グッズの数や位置を変える

昼寝をするシャルトリュー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

時間によって居場所を選べるよう布やベッドを数カ所に置く

留守番時間が長いと、時間帯によって猫にとって居心地のいい場所が変わってきます。日中は猫ベッドを窓辺に置いてひなたぼっこができるよう、夜はふわふわの布で寒さを感じることなくくつろげるようになど、猫が時間によって居場所を選べるよう、さまざまな場所に猫ベッドや布を置いておくとよいでしょう。

水飲みボウルをあちこちに設置しておく

猫はおしっこの病気にかかりやすく、さらにシニア猫や体調の悪い猫ほど、水を飲むことをおっくうに感じてしまう傾向があります。猫の“飲みたい願望”にすぐ応えられるよう、ひとつはいつも過ごしている部屋に、もうひとつは猫が移動する通り道になど、水飲みボウルをあちこちに置いておくといいでしょう。

フードを1.5食分置いておく

留守番時間が長い場合は、猫がお腹を空かせてしまうことも。一気食いせずに少しずつ食べる猫の場合は、1.5食分置いておくと、空腹による不満を感じにくいでしょう。ただし、留守番中に与えた分は1日の給与量から引き、与えすぎないようにしてください。

トイレを複数個設置する

猫はきれい好きな性格なので、排泄して汚れたトイレを使いたがらないことがあります。すぐに片づけてあげられない留守番中は、ふだんのトイレに+1個設置してあげましょう。また、追加するトイレは、留守番中ニオイが気にならない距離に設置するといいでしょう。

起きているときに退屈を感じないよう刺激のある環境をつくる

キャットタワーに上るサバトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

安全に“ひとり遊び”ができるものを準備する

猫は退屈からストレスを感じるとイタズラをしたり、同居猫がいる場合はケンカをしたりする可能性も。遊びながらフードを食べられる知育おもちゃなど、安全にひとり遊びができるものを置いておくとよいでしょう、また、爪とぎ器の数を増やすのも、ストレス解消になるのでおすすめです。

上下運動ができるよう高さのある場所に布や猫ベッドを置く

猫が上下運動をしたくなるよう、家具や猫タワーなど、高さのある場所にくつろぎスペースをつくっておくとよいでしょう。そのとき、猫は下からジャンプするため、上にあるものがすべて見えているとは限りません。ケガにつながる危険なものがないか、確認しておいてください。
出かける直前に慌てて留守番準備すると、猫が雰囲気を察して不安になってしまう場合があります。猫が不安なく安心して留守番できるよう、余裕をもって早めに準備に取りかかるようにしてくださいね。
お話を伺った先生/徳留史子先生(小動物診療所獣医師)
参考/「ねこのきもち」2018年4月号『ちょっとの心がけで、絆はもっと強まる 猫の留守番ビフォーアフターにすること』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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