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春に増える猫の脱走 二度と会えない悲劇を防ぐために理解したい脱走する心理と対策を専門家に聞いた

猫の脱走は春に増えるといわれており、一度脱走してしまうと再会できなくなってしまうおそれもあります。今回はねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、猫が脱走する理由や、対策についてお話を伺いました。

猫はどうして外に出たがるの?

ラグドールのぴーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――脱走してしまう猫も少なくないですが、なぜ屋外に出たがるのでしょうか? また、なぜ春に増えるといわれているのでしょうか?

岡本先生:
「個体差はありますが、外への興味が強いからだと考えられるでしょう。また、ストレスや発情の影響もあります。
春~夏にかけて猫が脱走しやすいといわれているのは、気温が高くなって窓や玄関を開ける機会が増えること。さらに、その時期に外猫が発情期を迎えることがあげられるでしょう」

猫を脱走させないために日常的に気をつけたいことは?

白黒猫のシロちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫を脱走させないために、日常的に気をつけたいことはなんでしょうか?

岡本先生:
「基本的に家から出るときは、できるだけ家の中を確認しながら後ろ向きで出るようにしましょう。また、脱走グセのある猫の場合は、開ける部屋にいないかも確認してください」

――脱走時のためにも、首輪や迷子札をつけておいたほうがいいのでしょうか?

岡本先生:
「首輪や迷子札は脱走時にとても役に立つため、特に脱走グセのある猫や外への興味が強い猫にはつけておいたほうがいいでしょう。保護されたときに連絡がつきやすくなり、捜索時などは飼い主のいる猫だという目印にもなります。マイクロチップも有効です」

猫を脱走させないための対策は?

ミケ猫のりんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫の脱走ルートとして多いのが、玄関、窓、ベランダですが、猫を脱走させないために、できる対策はありますか?

岡本先生:
「ベランダにネットをはったり、玄関に柵をつけて2重ドアにしたりして工夫をしましょう。なかには、網戸や窓などを自分で開けてしまう猫もいるため、網戸ストッパーやドアロックを使用するとより安心です。
また、ふだんからケージに入れる時間を作っておくと、外出時や窓を開ける際により安全に対応できますよ」

――ありがとうございました。
愛猫が脱走してしまうと、事故や病気のリスクも高くなってしまいます。今回伺った内容も参考に、改めて家の出入りや脱走ルートになりそうな場所を確認し、万一のことが起こらないように対策をしておきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の脱走防止 おすすめグッズやSNSで話題のDIYアイデアも
』(監修:獣医師 プリモ動物病院練馬院長 荒木陽一先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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