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猫の脱走を防ぐために 知っておきたい脱走しやすい場所と脱走しやすい猫のタイプ

猫の“脱走”は交通事故や猫同士のケンカに巻き込まれてしまうリスクがあり、とても危険です。愛猫を守るために、脱走対策の知識を身につけておきましょう。そこで今回は、猫の脱走に関するよくある疑問について、獣医師の田草川佳実先生にお話を伺いました。

脱走されやすい場所はどこ?

MIXキジトラのこまめちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

田草川先生の回答

愛猫の脱走経験のある飼い主さんから話を聞いたところ、脱走が発生しやすい場所は「窓」と「玄関」が同程度の多さに感じます。猫は一度脱走が成功した場所を覚えていて、再び同じ場所から出ようとするコもいるようです。

脱走しやすい猫の特徴は?

ミヌエットのはじめくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

田草川先生の回答

脱走しやすい猫の特徴として、外暮らし経験のある猫が挙げられます。保護されたあとも外の暮らしを覚えているため脱走してしまう猫が多いようです。
また、避妊・去勢手術を受けていない猫、近所に外猫が多い環境で生活している猫なども、脱走しやすい傾向があります。近くに発情中の猫がいたり、猫同士で集会していたりすると、室内飼いの猫も外に興味がわくようです。

脱走するのは室内暮らしがつまらないから?

ラグドールのめるもくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

田草川先生の回答

外暮らしの経験がある猫の場合、刺激の少ない室内ではニーズが満たされず、脱走を狙っているケースもあるようです。鳥や虫を追いかけて遊んだ経験があると、そのような魅力的な刺激を求めて外に出たがるのでしょう。室内の生活を退屈に感じてしまう猫もいますので、できるだけ飼い主さんから愛猫を遊びに誘い、ストレスを解消してあげることが大切です。

元外猫でも時間がたてば脱走癖は薄れるの?

スコティッシュフォールドのさくらちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

田草川先生の回答

元外猫でも、年月で脱走癖が落ち着く猫もいれば、そうでない猫もいます。
室内でも遊びなどの適度な刺激で猫のニーズを満たせていれば、徐々に外への興味が薄れ脱走癖が落ち着くケースはあります。その反面、何年たっても隙あらば脱走を狙っている猫もいます。
外に行きたい気持ちがなくなることを愛猫に期待するのではなく、飼い主さんが愛猫の環境を整備して、脱走対策を生涯徹底することが大切です。
どんな猫でも脱走の可能性はゼロではありません。愛猫を事故やトラブルから守るために、今一度脱走対策を見直してみましょう。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2023年5月号『窓をよく開ける春はリスキーなシーズン 窓・玄関・ベランダ 愛猫を脱走させない!わが家のアイデア』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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