猫が飼い主さんに対して、甘えたい気持ちを伝えるしぐさ。どれも猫の魅力を最大限に引き出す最強パフォーマンスだと思いませんか?
今回は、そんな猫の“あまあま”しぐさを4パターンご紹介。しぐさの理由や猫の気持ちについて、動物看護師の小野寺温先生に教えていただきました。
フミフミは子猫の気分で?
ブランケットや布団、飼い主さんの体といった柔らかいものに前足を当てて、左右交互にフミフミするしぐさをすることがあります。これは、子猫が母乳を飲むときにするしぐさの名残です。成猫でも、ときには子猫時代に戻って甘えたいときがあるのかもしれません。
スリスリは「なでて」のサイン
猫は甘えモードに入ったとき、飼い主さんの手にすり寄って、なでてほしいところをスリスリすることも。毛づくろいをしてもらっているような気分で、飼い主さんに甘えているのでしょう。
“しっぽピン”のりりしい姿も甘えモード?
しっぽをピンとまっすぐ立てて相手を見るのは、もとは猫同士で挨拶をするときに、友好的な気持ちを示すしぐさです。機嫌のよいときや、甘え気分でワクワクと期待しているときにも見られます。
「ニャー」とかわいく鳴いたら「お願いがあります!」
飼い主さんに何かしてほしいことがあるときに、猫は子猫のように高くかわいらしい声で鳴くことでアピールをします。過去に鳴いたことによって欲求が満たされて成功した体験があると、「してくれるはず!」という期待度も高まるようです。
子猫のようなしぐさで甘えたい気持ちをアピールすることもある猫。“あまあま”しぐさが見られたら愛猫の甘えたい気持ちを満たしてあげて、飼い主さんも満たされましょう。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2021年11月号『猫のカワイイあるある行動を表す みんなの「ニャン語」集』
文/小泉美筆
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。