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猫も性格はさまざま おおらか・繊細・ツンデレ タイプ別の接し方を専門家に聞いた

あなたの愛猫はどんな気質でしょうか? フレンドリーな猫やツンデレな猫など、それぞれの気質に個性があります。今回は、獣医師の菊池亜都子先生に、猫の気質に合った接し方について教えていただきました。

「フレンドリーさん」な猫に合った接し方

毛づくろいをするシエラちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
警戒心が少なく、甘えん坊な性格の猫。「フレンドリーさん」なこのタイプの猫は、人との距離が近く、同居猫がいる場合は猫同士でくっついて過ごすこともあります。アピールが強い性格なので、そこに配慮した接し方がポイントです。

このタイプの猫は、人と接することが大好き。飼い主さんに顔や体をなでられると安心するので、近くにいるときはやさしく撫でてあげて。ただし、猫からのアピールがエスカレートしないよう、適度な距離を保つ時間もつくりましょう。人と遊ぶことが大好きなので、一緒に遊ぶ時間を10分ほど確保できるといいですね。

「おおらかさん」に合った接し方

お外を見つめるれもんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「おおらかさん」というべき猫のタイプも。人のペースに合わせる面もありますが、コミュニケーション自体は好きなタイプです。
1匹で過ごしたいときも、飼い主さんが近づいてきたら「どうぞ触って」と受け入れてしまいがち。猫がゆったりくつろいでいるときは触らずに放っておくなど、意識的に自由時間をつくってあげましょう。

自ら近づいてきたら、あごや背中など猫が好む場所をたくさん撫でてあげて。とはいえ、長時間触れられるのはストレスになりやすいので、ある程度触れ合ったら自由にさせてあげてくださいね。

「ツンデレさん」に合った接し方

ツンデレなそばちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
気持ちと裏腹な行動をしてしまう「ツンデレさん」な猫。猫本来の警戒心が残っていて人慣れしていないところもありますが、本当はもう少し甘えたいと思っている可能性があります。孤高の存在というイメージですが、それは警戒心の裏返しなので、まずは安心感を与える工夫をしながら接してみましょう。

人との関わりに少し躊躇しているタイプなので、1匹で落ち着いて過ごせる場所をいくつか用意するといいでしょう。「この場所にいるときは話しかけない」などのルールをつくっておくと、猫も安心してその場所で過ごせますよ。

「繊細さん」に合った接し方

おすましするミヌエットのシャルルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
環境や人になれていないなど、ドキドキしながら生活している「繊細さん」タイプの猫。まわりの様子をうかがいながら、人に見られないように行動することも。無理に人が接触しようとするとストレスになるため、まずは快適な場所づくりをメインにした接し方を心がけましょう。

室内の移動すら躊躇する傾向があるため、トイレや食事場所、寝床などをひとまとめにして過ごしやすくしましょう。人に見られても警戒しなくなってきたら、徐々に活動範囲が広がるような配置に。ストレスも感じやすいタイプなので、ふだんから様子をしっかり観察してあげてください。
猫の気質はさまざま。ふだんの行動から愛猫がどんなタイプなのか観察して、丸ごと愛してあげてくださいね。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師 獣医行動診療科認定医)
参考/「ねこのきもち」2022年6月号『なつき度×大胆度でカンタン診断 愛猫の気質を知って、丸ごと愛そう♡』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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