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猫も夏バテ防止に経口補水液を与えるべき? 夏バテを防ぐ猫の食べ物飲み物

近年の夏はとても暑く、人にとっても猫にとっても厳しい季節です。愛猫が夏バテや熱中症にならないよう、気を張って過ごしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夏の食事や飲み水、夏バテ対策など、愛猫が夏場も健康に過ごすための方法について、獣医師の小林清佳先生に伺いました。

夏は消化にいい食事に変えるべき?

Mix(黒)のあんこちゃんたち♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
夏場は水分が不足しやすく、フードの吸収や消化に時間がかかることがあります。愛猫が毎日しっかり食べてくれるフードがベストではありますが、総合栄養食のウエットフードなら水分が多く、水分補給や消化促進を助けてくれるので、検討してみてもいいでしょう。
また、夏は食欲が落ちやすいので、香りが立つウエットフードは食欲増進にもつながります。

夏は開封済みのフードが傷みやすい……対処法は?

スコティッシュフォールドのルゥくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
液状タイプのおやつやウエットフードは、開封後冷蔵庫に保管して1~2日を目安に食べきるといいでしょう。特に夏場は傷みやすいので、フードを置きっぱなしにするのは避けてください。
ウエットフードの場合は、専用の保冷剤付きトレーを使用する、猫が残したフードはすぐに片付けるなどの対処も忘れずに。

脱水の症状や応急処置の方法を知りたい

アビシニアンの胡桃ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が脱水症状に陥ると、食欲の減退や便秘などの症状があらわれます。また、猫の背中あたりの皮膚を軽くつまんだとき、皮膚が元に戻るまで時間がかかる場合も脱水しているおそれが。こういった症状が出ているときは、ウエットフードなどで水分を摂らせてあげてください。

また、呼吸が荒い、よだれが出ている、ぐったりしていて元気がない、よろよろしているなどの症状がみられる場合は、熱中症による急性の脱水症状になっているのかもしれません。ガーゼでしっかりと包んだ保冷剤を猫の両脇に当てながら、速やかに動物病院を受診しましょう。

飲み水は冷やしたほうがいい?スポーツドリンクは与えてもいい?

Mix(サバトラ)のシエラちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飲み水の温度は季節を問わず、愛猫が好む温度で構いません。夏場の水分補給は、水の温度調節をするよりも水場の数を増やすのがおすすめです。愛猫がよく過ごす場所に水場を数カ所用意して、常に新鮮な水が飲めるようにしてあげましょう。

また、人用のスポーツドリンクは塩分や糖分が多いので猫に与えるのはNGですが、猫用の経口補水液なら問題ありません。

夏バテが心配!食事以外の予防方法は?

マンチカールのキトくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
夏バテ対策で見落としがちなのが、留守番時などの飼い主さんがいないときです。愛猫が涼みながら休めるクール素材で作られたマットなどを用意して、快適に過ごせるような環境を作ってあげましょう。また、天気予報は毎日確認して、その日の気温や湿度に合わせたエアコン設定をしてくださいね。
愛猫が元気に夏を乗り越えられるかどうかは、飼い主さんにかかっています。夏バテや熱中症にならないよう食事や水分にはよく注意し、愛猫の調子が悪いと感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2023年7月号『これで暑さ対策は万全 先生教えて! 猫の夏暮らし相談16』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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