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暑さに弱い猫は? 自動給水器のほうがいい? 飼い主なら知っておきたい正しい猫の暑さ対策

暑い夏は、エアコンなどの冷房機器を活用したり、しっかり水分を摂らせたりして、愛猫が快適に過ごせるよう配慮する必要があります。

そこで今回は「エアコンが苦手な猫の暑さ対策は?」「被毛の長さで暑さ対策の方法を変えるべき?」など、夏の生活についての疑問とその答えを、獣医師の小林清佳先生に伺いました。

エアコンをつけ続けると電気代が気がかり……そんなときの暑さ対策は?

Mix(キジトラ)のヒナちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
夏場の電気代が気になる方は少なくないですよね。あるメーカーが行った実験によると、エアコンは弱運転よりも自動運転でつけ続けたほうが、電気代が安いという結果が出たのだとか。エアコン稼働時の参考にしてみてくださいね。

エアコンの稼働時間を少しでも減らしたい場合は、カーテンを閉めて室内に直射日光が入らないようにすると、室内の温度上昇を抑えられて猫の体感温度も下がります。また、一時的にエアコンをつけてサーキュレーターを回し、部屋全体に冷たい空気を送るようにすると、猫が快適に過ごしやすくなりますよ。

エアコンが苦手な愛猫、おすすめの暑さ対策は?

Mix(ミケ)のラミちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫がエアコンを好まない場合は、安全性を必ず確認したうえで、玄関など涼しい場所に自力で移動できるよう動線を確保してあげるのが有効です。

また、エアコンがなくても猫が涼しさを感じられるよう、冷感素材のベッドやマット、凍らせたペットボトルをタオルでしっかりと巻いたものなどを用意してあげるのもいいでしょう。
エアコンをつける場合は、ブランケットなど猫が自分で温まれる場所を作っておいてあげてくださいね。

被毛の長さで暑さ対策の方法を変えるべき?

ノルウェージャンフォレストキャットのむぎくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
被毛の長さで暑さ対策を大きく変える必要はありませんが、長毛種の場合は、エアコンを早い時期からつけ始めたり、毎日ブラッシングをして被毛の通気性をよくしてあげたりしてください。
近年は6月ごろから真夏日になるエリアもあるため、お住いの地域によってはサマーカットを検討してもいいかもしれませんね。

シニア猫の暑さ対策で気を付けることは?

Mix(サバトラ)のもーしゃんちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
シニアの猫は、持病があったり運動量が落ちていたりなど、水分不足が起きやすい傾向があります。水分が足りないと夏バテや熱中症のリスクが高まるため、こまめに水分補給ができているかの確認を。食事量、排せつ量などに大きな変化がないかも、日々気にするようにしてください。
また、室内はエアコンなどで猫が過ごしやすい状態をキープしましょう。目安は、室温28~29℃、湿度は50%程度です。

水はボウルに汲み置きと自動給水器、どちらがいい?

マンチカールのキトくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
清潔な状態をキープできるのなら、ボウルと自動給水器、どちらでもかまいません。
ボウルに汲み置きをする場合は、猫が口をつけたものは1日以上放置せず、毎回食器用洗剤でしっかり洗うといいでしょう。循環型の自動給水器は、フィルターなどの掃除が欠かせません。
愛猫の好みや飼い主さんの生活リズムなどに合わせて使う器を選びましょう。
夏場は、暑さ対策や水分補給など、気を使わなければならないことがたくさんあります。しかし、どれもこれも愛猫が元気に夏を過ごすために必要なことなので、できる限り配慮してあげたいですね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2023年7月号『これで暑さ対策は万全 先生教えて! 猫の夏暮らし相談16』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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