猫と暮らす
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猫がかかりやすい「尿石症」ってどんな病気? おしっこのときの猫の様子に注目
気がつきやすい尿石症の症状
愛猫の尿石症に気付くきっかけとして、「トイレにいる時間が長い」「排泄時に鳴く」「陰部をなめる」など、しぐさや行動に異変が見られることが多いようです。尿自体も、「色が赤い(血尿)」「キラキラしている(結晶を含む)」といった異変が見られることもあります。
尿石症の検査や診断
シュウ酸カルシウム
尿が酸性に傾くとできやすく、とくに中高齢猫に多いといわれています。シュウ酸カルシウム結石は溶けないため、手術で摘出することも多いです。
ストルバイト
尿がアルカリ性に傾くとできやすく、比較的若い猫に多いといわれています。リンやマグネシウムからなるストルバイト結石は、巨大でなければ療法食で溶かすことが可能です。
尿石症の治療
溶けないシュウ酸カルシウム結石の場合や、結石が大きい場合などは手術で取ることも。とくに尿路を塞いでいる場合は緊急を要します。結石が原因で尿路が炎症を起こしている場合は、投薬治療を行います。また、術後も療法食による治療を続ける必要があります。
参考/「ねこのきもち」2023年7月号『飼い主さんの10のケースから学ぶ 猫に多い尿石症 ウチはコレで気付きました。』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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