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短毛猫と長毛猫は性格も違う? ルーツや行動を徹底比較

短毛猫と長毛猫の性格や行動に、どこか違いがあると感じることはありませんか? たとえ同じ猫種であっても、短毛と長毛では性格や行動などに違いが見られるそうです。これまでに1万匹以上の猫を撮影して広い知識をもつ猫写真家の石原さくらさんに、短毛猫と長毛猫の性格の違いを教えていただきました。

飼い主さんが実感する性格の傾向

シャムの小春ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんが感じている愛猫の性格は、短毛猫と長毛猫で次のような違いがあるようです。

「短毛猫」の飼い主さんが感じている愛猫の性格

  • 「縄張り意識が強く、よくパトロールしている」

  • 「めちゃめちゃ人見知り。チャイム音がしただけでダッシュで避難場所へ」

  • 「家族にはデレデレ。そのくせ来客は苦手で忍者のごとく姿を隠す」

  • 「甘えたい気分のときは抱っこをせがみ、自分の肉球をチュパチュパ吸う」

  • 「神経質で汚れたトイレは使わない」

  • 「嫌なことは嫌、頑固。爪を切らせてくれない」

「長毛猫」の飼い主さんが感じている愛猫の性格

  • 「おとなしくて、気付くとお腹を出してゴロゴロ」

  • 「とても慎重で石橋を叩いても渡らないタイプ」

  • 「ふだんはおっとりしているけど、遊びとなると積極的に参加する」

  • 「おっとりさん。人懐っこいのに、抱っこは嫌」

  • 「何をするにも鈍くさい。でもそこが可愛く、あざとくも見える」

  • 「フレンドリーでお客さんにも愛嬌を振りまく」

性格や行動の違いは、猫種やルーツに起因している?

ノルウェージアンフォレストキャットのるなのちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
長毛猫は短毛猫に比べて純血種の割合が高く、より飼いやすいように交配に人の手が加えられるケースもあります。そのため「おとなしい」「おおらか」「フレンドリー」「おっとり」「マイペース」な性格の猫が多いようです。

反対に短毛猫は野性味が残っている

反対に短毛猫は、イエネコの祖先とされるリビアヤマネコの遺伝子が残っています。そのため野生時代の本能が色濃く残り、「活発で遊び好き」「やんちゃ(おてんば)」「ツンデレ」「警戒心が強い」「縄張り意識が強い」性格だといわれています。

性格の違いは行動にもあらわれる

じゃらしで遊ぶもなかちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
短毛猫と長毛猫では、おもちゃの遊び方にも違いがあるといいます。
遊び好きの猫が多い短毛は、じゃらしおもちゃをめがけて大ジャンプするなど、アクティブな傾向に。反対に長毛は少し落ち着いた遊び方をすることが多く、その場に後ろ足で立ち、前足でチョイチョイするような印象。なかには、短時間で遊びに飽きてしまう猫もいるのだとか。
被毛の長さで性格や行動が決まるわけではありませんが、ご紹介した話に共感できる部分もあったのではないでしょうか。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家 愛玩動物飼養管理士1級 キャットグルーマー)
参考/「ねこのきもち」2024年10月号『その違い、毛の長さだけにあらず。 徹底比較! 短毛猫と長毛猫』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※猫の性格や特徴には個体差がありますので、あくまで目安としてください。
※猫種の起源や歴史については諸説あります。
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