猫と暮らす
UP DATE
「ただの便秘」と放置するのは厳禁! 猫が便秘になる4つの理由とは
猫が便秘になる理由を理解しておこう
単に便が固くなることだけが便秘の原因ではなく、便を運ぶ運動機能の低下やストレス、ほかの重大な病気が隠れている可能性もあるため、猫が便秘になる理由を理解しておくことが大切です。
便秘になる理由その1.便が固くなる
誤食による異物や毛づくろいで飲み込んだ被毛など、消化しにくいものが混じったり、飲み水やフードを通して摂取する水分や食物繊維が不足していたりすると、便が固くなり腸内を通りにくくなります。便が停滞すると、その間も水分を取られてさらに固くなり、悪循環に陥ってしまうことも。
便秘になる理由その2.腸に異常がある
腸の動きの悪化で便が停滞する便秘
自律神経の乱れによる便秘
直腸(出口)でつまる便秘
便秘になる理由その3.腸管に障害がある
また、腸は骨盤に囲まれるようにしてあるため、骨盤狭窄(こつばんきょうさく)などの病気により腸管が狭くなると、便がスムーズに通過しなくなり、便秘を引き起こすことが。さらに、切れ痔などの痛みも、排便の妨げになります。
なお、このような便秘は便をやわらかくするだけでなく、原因となる症状の治療も不可欠です。場合によっては、外科手術が必要なこともあるでしょう。
便秘になる理由その4.ほかの病気の影響
代表的なのが脱臼や変形性関節症などの関節疾患、椎間板ヘルニアなどの神経疾患、腎臓病です。関節疾患や神経疾患は、痛みによって排泄姿勢をとることができず、排便が困難に。また、腎臓病は初期に見られる脱水傾向の兆候として便秘になることがあります。
このほかにも、病気が原因で食事量が低下し、便秘になることも。
参考/「ねこのきもち」2024年11月号『「固いウンチだけじゃない?」じつは複雑 猫が便秘になるワケ』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
UP DATE