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指でカリカリしがちだけどNG!猫の「あごニキビ」正しい対処は

夏に増えやすい猫のあごニキビ。気になってさまざまな方法で対処している方も多いでしょう。しかし、その対処法は本当に正しいでしょうか? 今回はついやりがちな対処法が正しいのか、間違っているのかを獣医師の小林真也先生に教えていただきました。

猫のあごニキビってなに?

あごをかかれる猫
shinpanu thamvisead/gettyimages
猫のあごに黒いポツポツがあったら、それはおそらく「あごニキビ」です。毛穴に皮脂や角質が詰まり、黒く見えている状態で、性別や年齢、猫種は関係なくどの猫も発症します。
あごニキビは通称で、「アクネ」と呼ばれることも。医学的には「挫瘡(ざそう)」といいます。

指でとるのはOK? NG?

ひなたぼっこする猫
andryslukowski/gettyimages
あごニキビが気になり、つい指で取ってしまう飼い主さんも多いでしょう。しかし、指や爪でこすってしまうと皮膚を傷つけてしまい、トラブルにつながる危険があるためNGです。
また、あごニキビは毛穴汚れによって引き起こされるため、たとえ指で皮膚表面の黒ずみがとれたとしても、毛穴の奥までケアできないと根本的な改善にはなりません。

歯ブラシでこするのはOK? NG?

顔をこする猫
ramustagram/gettyimages
なかには、やわらかい歯ブラシでニキビをこするというかたもいるかもしれませんが、毛先が細い歯ブラシでこすってしまうと、毛穴の奥まで入ってしまい、傷つけたり菌が入ったりするリスクがあるためNG。
ニキビケアは毛穴をきれいにすることがポイントですが、人の洗顔方法の1つとして、クレンジングオイルで汚れを浮かす方法があるように、猫の場合も皮膚にやさしい方法がおすすめです。

フード皿を交換するのはOK? NG?

食べた後に鼻をなめる三毛猫
Svetlana Popova/gettyimages
あごニキビの発症原因にはさまざまな可能性が考えられますが、フードのお皿の材質がニキビにつながるケースもあります。
発症した原因を取り除くことですぐに改善することがあるので、プラスティック製のフード皿から陶器のフード皿に交換するなど、フード皿の材質を交換してみるのも1つの方法になるでしょう。
あごニキビは重症化することもあるので、そうなる前に正しい方法でケアしてあげましょう。
お話を伺った先生/小林真也先生(ヒフカフェ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2023年8月号『その対処法で大丈夫?夏に増えるから知っておきたい正しい「あごにきび」ケア』
文/山村晴美
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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