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【調査】人慣れしていない猫と暮らしはじめた飼い主の工夫 みんな少しずつ距離を縮めていた

猫は単独行動をして自分の身を守りながら生きてきた動物なので、警戒心が強めです。とくに飼い始めはまだ人慣れしておらず、飼い主さんを警戒したり、いろいろなことに臆病になったりすることも。
そこで今回は、2022年12月に実施した「あなたの愛猫は、飼い始めのころ人慣れしていましたか?」というアンケート結果と、“ビビり”な愛猫と暮らすためのコツを、獣医師の椎木亜都子先生に伺いました。

約3割の猫は、飼い始めのころ人慣れしていない?

※2022年12月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 400人)
※2022年12月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 400人)
愛猫の人慣れに関するアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
猫は、家族になった瞬間から飼い主さんになつくわけではありません。「あなたの愛猫は、飼い始めのころ人慣れしていましたか?」というアンケートによると、約3割の飼い主さんが「飼い始めの頃、人になついていなかった」と回答されています。もし今から猫を迎えようとしているかたは、心構えをしておいたほうがいいかもしれませんね。

人慣れしていない猫に対して、飼い主さんが実践したことは?

Mix(茶×白)のエコーくんたち♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い始めの愛猫が人慣れしていなかった飼い主さんが、実際に行った対処法をいくつかご紹介します。

・「無理に近づこうとせずに、安心できる場所を作るように心がけた。近すぎず、遠すぎず、できるだけ私がいる生活に慣れてもらえるようにした」
・「なるべく遠くから声をかけて、ゴハンをあたえるとき近くから見ないようにした」
・「たくさんじゃらしおもちゃで遊んであげた。ただ、警戒しているときは何もしないで見守った」
・「無理には抱っこせず、寝ているときにそっと添い寝していた。怖くないと思ってもらうまでは、無理やり触ることはしなかった」

多くの飼い主さんが「無理やりスキンシップをしない」という方法をとっていました。慣れてもらうためには、いったん“引く”ことも大切ですね。

“ビビり”な愛猫と暮らすためのコツ

Mix(グレー)の蘭丸くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

触れるときは必ず声をかけよう

無防備な状態で急に触れられると、どんな猫でも驚きがちです。人慣れしていない臆病な猫ならなおさら怖がってしまうので、触れる前には優しく声をかけて、びっくりさせないようにしましょう。

苦手なことを無理にやらせない

猫が怖がるような状況で、無理やり慣れさせようと何かをやらせるのはNG。その行動がトラウマになったり、飼い主さんを「怖いことをする人」と思ったりしてしまうおそれがあります。

スキンシップは慎重に

警戒している猫をいきなり抱っこすると、さらに警戒される原因になります。向こうから寄ってきたときにだけスキンシップをとるなど、慎重になるといいでしょう。
また、無防備になる食事中や排せつ中にちょっかいを出すと、食事や排せつをやめてしまうことがあります。どちらも猫の健康にとってとても大切なことなので、中断させてしまわないよう注意してください。

隠れられる場所を複数用意する

四方を囲むタイプの猫ハウスなど、猫が不安を感じたときにすぐ逃げ込める場所を複数用意しておくのがおすすめ。隠れ場所がいくつもあると、安心して生活することができるはずです。
人慣れしていなかったり、臆病だったりなど、密なスキンシップが難しい猫は少なくありません。焦って距離を縮めようとせず、愛猫のペースに合わせてゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師 「ペット問題行動クリニックBLISS」勤務)
参考/「ねこのきもち」2023年9月号『超ビビりでも安心して過ごしてほしいから… スーパー・ナーバス・キャットとの付き合い方』
文/東里奈
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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