猫と暮らす
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よく鳴く猫は「甘えん坊だから」? 鳴く猫と鳴かない猫の違いを専門家に聞いた
猫の性格はさまざまな要素が影響するため、「鳴く」「鳴かない」でその猫の特徴や性格を判断することは難しいといいます。ですが、鳴き声に猫の気持ちがあらわれていることを考えると、鳴き方で傾向はわかるはず。鳴く猫と鳴かない猫の違いを、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に教えてもらいました。
猫はお世話が行き届いていると鳴きにくい
ふだんからあまり鳴かない猫はおっとりとした性格であることが多く、飼い主さんと一対一で暮らす猫に多いといわれています。これは、飼い主さんの愛情が分散することなく伝わり、お世話が十分行き届いているためではないかと考えられるでしょう。あえて要求を訴える必要がないから、あまり鳴かないのかもしれません。
反対に、よく鳴く猫はお世話の要求があることも
飼い猫は飼い主さんのお世話なしでは生きられないため、要求を叶えてもらう手段として鳴くことがあります。要求の内容は猫が鳴いている状況や、声の大きさと長さ、鳴き声の高さから推測できるでしょう。
お世話が行き届いていても鳴く場合は甘えん坊!?
「お世話が行き届いている」「行き届いていない」の違いによって鳴く頻度が変わるということですが、お世話が行き届いているのに鳴く猫もいます。
白山先生:
「お世話が行き届いているのに鳴く猫は、飼い主さんが大好きで、甘えんぼうな性格ということもあり得ます。猫は、鳴いたことで飼い主さんが振り向いてくれたり、反応してくれたりすると嬉しくて繰り返すことが。そのような環境にいる猫は、『飼い主さんに気付いて欲しい』『甘えたい』気持ちを表しているのかもしれません」
白山先生:
「お世話が行き届いているのに鳴く猫は、飼い主さんが大好きで、甘えんぼうな性格ということもあり得ます。猫は、鳴いたことで飼い主さんが振り向いてくれたり、反応してくれたりすると嬉しくて繰り返すことが。そのような環境にいる猫は、『飼い主さんに気付いて欲しい』『甘えたい』気持ちを表しているのかもしれません」
不調に注意! 急に鳴かなくなる理由
これまでよく鳴いていた猫が、鳴かなくなることもあります。
白山先生:
「それまで伝えていた要求を伝える必要がなくなったり、鳴いても要求がとおらないことを学習したりすると、鳴かなくなることがあるでしょう。また、飼い主さんとのコミュニケーションの方法が鳴くこと以外のものに切り替わったということも考えられます。
猫自身に起こる変化では、愛猫の生活リズムが変わったり、体調に変化があったりして鳴かなくなることもあるようです」
白山先生:
「それまで伝えていた要求を伝える必要がなくなったり、鳴いても要求がとおらないことを学習したりすると、鳴かなくなることがあるでしょう。また、飼い主さんとのコミュニケーションの方法が鳴くこと以外のものに切り替わったということも考えられます。
猫自身に起こる変化では、愛猫の生活リズムが変わったり、体調に変化があったりして鳴かなくなることもあるようです」
ほかに異変がないかチェックしよう!
急に鳴かなくなったと感じる場合は、次のことを確認しましょう。
白山先生:
「鳴かなくなったことに加え、『元気や食欲がない』『寝ていることが増えた』などの変化がある場合は要注意です。体調に異変を感じる場合は、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう」
白山先生:
「鳴かなくなったことに加え、『元気や食欲がない』『寝ていることが増えた』などの変化がある場合は要注意です。体調に異変を感じる場合は、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう」
性格や生活環境によって鳴く頻度が変わる猫たち。声に出す猫も、そうでない猫も、猫の気持ちによく耳を傾けてあげたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『知って納得! 「よく鳴く猫」と「あまり鳴かない猫」の違いとは』
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『知って納得! 「よく鳴く猫」と「あまり鳴かない猫」の違いとは』
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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