猫と暮らす
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いつか来る愛猫とのお別れを少し考える 知っておきたい「ペットロス」のこと
今回は、ペットロスになったとき飼い主さんに起こりうる3つの変化を、獣医師の宮下ひろこ先生に伺いました。
ペットロスで飼い主さんに起こりうる変化(1)気持ちの変化
- 立ち直れないような絶望を感じる
- 後悔や自責の念に苦しむ
- ショックで無気力になる
- 亡くなった愛猫の気配を感じたり声が聞こえたりする気がする
- 亡くなった愛猫のことを考えすぎて集中力がなくなる など
上記に挙げた例はいずれも、大切な存在を失ったときに起こりうる自然な反応です。これらの感情は一定ではなく、日によって変わることもあります。
ペットロスで飼い主さんに起こりうる変化(2)体調の変化
- 夜眠れない、朝起きられない
- 食欲不振になる
- 疲労感や虚脱感を強く感じる
- 頭痛、めまい、腹痛、胃痛などの症状が出る など
悲しみにとらわれていると、不調が自覚なく進み、長引くと免疫力が落ちて病気にかかりやすくなることがあります。ペットロス自体は病気ではありませんが、不調が続くようならメンタルクリニックなどで相談をしてみてください。
ペットロスで飼い主さんに起こりうる変化(3)人間関係の変化
- 周囲の人がペットロスについて理解してくれず、人に会いたくない気持ちになる
- 楽しかったはずのSNSを見たくなくなる
- SNS上の交流が億劫になる など
また、同じ悲しみを抱える家族でも、例えば「愛猫の思い出の品を飾っておきたい」と思う人もいれば、「思い出すとつらくなるからしまっておきたい」と思う人もいるなど、悲しみへの向き合い方に違いが出ることもあるでしょう。
悲しみへの向き合い方は1つではありません。「家族間で違いが出る場合もある」ということも、あらかじめ知っておきたいことのひとつです。
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『悲しいけど、お別れの日はいつか訪れるから… 知っておきたいペットロスのこと』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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