猫と暮らす
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【調査】猫連れの「引っ越し」 猫の反応は意外なものだった 気を付けたいポイントを獣医師が解説
【調査】愛猫を連れて引っ越しを経験した飼い主さんは約3割
【体験談】引っ越ししたときの愛猫の反応は?
戸惑っている様子だった
- 「部屋の隅に隠れて1日でてきませんでした」
- 「最初の1週間は寝ないで鳴いていました。部屋から出さずにようやく1カ月で慣れました」
- 「1週間くらいはケージかお気に入りの囲われてるクッションから出てこなかったけど、1カ月も経てばすべての部屋に入って探検していた」
- 「しばらく、人間のベッドの下に入りこんで出てこなかった」
- 「最初はソワソワしていて、鳴き声も怯えたような鳴き声で、家具の後ろに隠れたりと、明らかに動揺を隠せない感じでした」
- 「イライラしていた。新しい家に慣れるまで数日かかった。少し粗相することがあった」
- 「当日業者が来る前に、先に猫を連れて行き、お風呂場に隠れられるようにしたが、お風呂場から2日出てこなかった。その後は、家具の裏とか流しの下の戸棚に隠れて、夜は大運動会というパターンが3カ月くらい続いて、ある日突然慣れた」
意外と早く慣れてくれた
- 「まったく変化がなくて逆に拍子抜けした」
- 「最初に部屋の隅々までクンクン嗅ぎながら探検をして、翌日にはいつも通りくつろいでいました。家具やカーテンなど、前の家からそっくりそのまま持って行ったからかもしれません」
- 「初めはどこ?って感じでうろうろしてましたが、猫たちの使っていたものはすべて持って来ていたので、すぐに落ち着いてくれました」
- 「比較的早くケージから出てきて、探検してました。パニックはなかったです」
- 「まだ子猫だったため探検したい!冒険したい!って感じでルンルンでした。初日からぐっすり寝てました」
- 「多頭飼いで猫専用の部屋を作ったので、全然変化はありませんでした」
多頭飼いしている家では、さまざまな反応が
- 「8才のメス猫は、すぐに家の中を探検して回りました。4才のオス猫は、階段が恐くてしばらくは1階のリビングの角で隠れてました」
- 「多頭飼いだったので一番新しい子猫から入れたけど、順番があるようで古い猫から入れないとダメみたい」
- 「3匹中1匹が空き段ボールから10日ほど出てこれなかった。とくに最初の2日間は餌も食べられなかった」
- 「先輩猫は初めての場所にも興味津々で探検しすぐ慣れるが、後輩猫は臆病で1週間猫ちぐらに引きこもり、1カ月の間一部屋の中で生活し、家中歩き回れるようになるまで3カ月見守った」
- 「冬に引っ越ししたけど、3匹固まってコタツから一晩出なかった。私もコタツのそばで寝たら安心したのか、次の朝にはいつも通りに過ごしてた。3匹で力を合わせて乗り切ったように思えた」
愛猫が体調を崩してしまった
- 「初日から家の中を探検するなど、わりと大丈夫かと思ったが、人の出入りも多かったためか、引っ越して少ししたらストレスで日に何度も嘔吐した」
- 「慣れるまではケージに入れていましたが…2匹飼いの1匹が体調を崩して、1週間はごはんを食べられませんでした」
- 「落ち着きがなく怖がってました。しばらく慣れるまでは下痢をしたり吐いたりして、ストレスだったと思います。そこまで長期間のストレスはなかったです」
- 「当日は長い間ラグの下に潜って出てきませんでした。引っ越し後はストレスで小さいハゲができ、下痢もしました…繊細…」
事前に新居に愛猫を連れて行ったおかげで…
- 「当日にすぐに慣れた。事前に何度か新居に連れて行って慣らした」
- 「実家に引っ越しでしたので、何度も連れて行ってたので戸惑いなどはなかったです。ただ初日は、えっ?帰らないの?みたいな感じではありました」
- 「最初は、ここはどこだ、いつもと違うぞ?とくんくん匂いを嗅いだり、ウロウロしているようでしたが、引っ越し前に何回か一緒に行っていたのもあってかすぐに慣れていきました」
移動中がかわいそうだった
- 「引っ越し後も特に変化はなかったが、新幹線での移動中にかなりストレスを感じていたようだった」
- 「車での移動中はずっと鳴いてました。部屋に入ってからは、部屋中の匂いを確認した後、落ち着きました」
- 「途中でトイレと水分補給のためにパーキングに寄ってみたのですが、すっかりびびっていたのでほとんど休憩にならないまま目的地まで行きました。車内では座席の下に隠れたままでした」
【獣医師解説】猫を連れての「引っ越し」 環境の変化で猫が見せる反応や、飼い主ができる対策は
ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
引っ越しなど、環境の変化による愛猫への影響
・食欲の低下や嘔吐、下痢などの体調の変化が出てしまう
・大丈夫そうな様子でも粗相をしたり、生活のリズムが乱れたりする
どのようなケアをするとよい?
・猫が使うものやお気に入りの家具などは、できるだけ引っ越し前と同じものを使うようにする
・緊張している場合は、狭い範囲から慣れさせていく
・食欲が回復しない、嘔吐や下痢が何日も続く場合には動物病院へ相談する
・今まで通りの生活リズムを心がける
引っ越しなどの環境の変化を受けやすい猫の特徴と対策は?
そういったコに対しては、引っ越す前から新居に連れて行くなどして、少しずつ慣れさせるとよいでしょう。お気に入りのマットやおもちゃなどは必ず持っていき、できるだけ同じ家具を使ったり部屋のレイアウトも似たように配置するのもよいと思います。焦らずにそのコのペースで新居をじっくり探検させてあげることも心がけてください。
また、シニア猫や持病を持っている猫の場合、引っ越し前に健康チェックを行い、引っ越し先での動物病院などを予め調べておきましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※アンケートコメントはあくまで個人の感想です。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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