猫と暮らす
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猫のかわいいしぐさ “くんくん”に込められた4つの意味や理由とは
遠くにあるものが何かを調べている
猫は世界の事象を五感で感知します。なかでも、一番遠くの事象を感知できるのが嗅覚です。たとえば、「獲物がいる」と気づくのは、まずニオイによる情報から。猫はニオイがするほうに近づいていくと、今度は音(聴覚)を頼りに探し始め、もっと近づくことで目で見て(視覚)獲物がわかるようになります。
このように、視覚よりも嗅覚が優れている猫にとって、嗅覚情報は大切な道しるべ。猫の嗅覚細胞は6000万~7000万個といわれ、人の約10倍もあるとされています。それだけニオイによる情報は精密なのです。
猫同士で“あいさつ”している
このとき猫はニオイから、性別や相性が合うかどうか、発情しているかどうかなどの情報がわかるといわれています。なお、より詳しい情報がほしいときは、鼻まわりだけではなく、首まわりやわき腹、肛門のニオイをかいで調べることも。
安全かどうかを確認している
猫に新しいキャットフードを与えると、“くんくん”とニオイをかぎますが、これは母猫から与えられた食べ物のニオイの記憶と照合し、安全かどうかを確認しているから。新しいキャットフードをまったく食べない場合は、記憶しているニオイと違うため、警戒しているのかもしれません。
選り好みをしている場合も
猫が靴やバッグなどを好む傾向があるのは、肉食動物である猫が本能的に好む皮が素材だったり、関心を引く外のニオイがたくさんついていたりするからかもしれません。
なお、猫は柑橘系のすっぱいニオイを嫌う傾向があります。これは、すっぱいニオイが腐ったものを連想させるから。猫は本能的に腐ったものを食べると危険なことがわかっているのでしょう。
参考/「ねこのきもち」2023年9月号『嗅覚をめぐる、9つの真実 猫のくんくんのヒミツ』
文/小泉美筆
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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