猫と暮らす
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【獣医師解説】年を取った猫が見せる「老化のサイン」はあるの?
体にあらわれる老化サイン
岡本先生:
「毛ヅヤがなくなり、毛がパサついたり、毛束が目立つようになったり、フケが増えたりします。また、筋肉も落ちるでしょう」
――そのような傾向が見られたとき、飼い主さんができることはありますか?
岡本先生:
「まずは、こまめにブラッシングをしてあげましょう。猫用のボディシートやブラッシングスプレーなどを併用するのもおすすめです。また、フードをウェットフードに変更したり、味や風味をつけた水で水分摂取を促したりするのもいいでしょう」
行動にあらわれる老化サイン
岡本先生:
「高いところに上らなくなったり、ジャンプをしなくなったりします。
そのほかにも、寝ている時間が増えて活動時間が減る、爪とぎをしなくなる、食が細くなるなどの変化もあるでしょう」
――そのような行動が見られたとき、飼い主さんはどのように対応したらいいのでしょうか?
岡本先生:
「こまめに爪をチェックしてあげてください。段差があるところには、キャットステップやスロープをつけて上りやすくしてあげるといいでしょう。寝床や休める場所を増やしてあげるのもおすすめです」
シニア猫の夜鳴きの原因は?猫の行動にどう対応したらいい?
岡本先生:
「甲状腺機能亢進症や、認知機能の低下が原因になっていることが多いです」
――夜鳴きを含め、シニア猫の行動にはどのように対応したらいいでしょうか?
岡本先生:
「シニア猫の行動で、猫や飼い主さんの生活に支障が出ている場合は、なるべく早く動物病院に相談することをおすすめします」
取材・文/村山晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年6月時点の情報です。
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