猫と暮らす
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被災経験者から学ぶ 「自宅避難」で猫を守る備え
自宅避難の際に必要なもの
キャリーケース
落下物から猫を守るためには、ハードタイプのキャリーケースが安心です。
フード・水・トイレ
フードは、賞味期限の早いものから消費し、消費分を買い足すことで一定量を備蓄する「ローリングストック」がおすすめ。水は、水道水を定期的に入れ替えて保存するか、猫用の飲料水の準備をしておきましょう。
自宅避難の際にあると安心なもの
自動フード供給器
ケージ
トイレや寝床も置けて、ケージの中で生活することができるので、自宅避難の安全性が格段に上がるでしょう。
福島県沖地震を体験した方のエピソード
2021年のときは、Sさんは仕事で留守にしており、以前からお世話になっているペットシッターさんがジェニちゃんの様子を見に行ってくれたそうです。
2022年のときは、ジェニちゃんと一緒に自宅にいましたが、地震がおさまったあともしばらくジェニちゃんはクローゼットに隠れ、出てきてもSさんの足にスリスリして離れなかったそう。
Sさんは一人暮らしなので、帰宅困難者になることも想定して自動フード供給器を設置し、猫用の避難グッズを入れたバッグとポータブルトイレも用意。万が一のときのためにマイクロチップの装着もしたそうです。
現在は居住地が変わったため、実家の家族や友人に合鍵を渡し、いざというときは見に行ってもらえるようにしているとのことです。
香取さんから
信頼できる相手に合鍵を託すのは、猫のためにやっておきたい備えです。
万が一のときは、猫を預かってもらえるような関係づくりができるとより安心でしょう。
参考/「ねこのきもち」2024年7月号『あのとき何が起こったか。被災後にしたこととは―― 私と猫の「震災」の話』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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