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チクチクしても切らないで!猫のひげは高感度センサーなんだニャン!

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猫の象徴でもある「ひげ」は、彼らが日常生活を送る上で大事な役割を果たしていました。今回は、猫のひげが果たす役割から、切ったり抜いたりしてはいけない理由、ひげが抜けたときの理由や病気との関連性、猫のひげで分かる感情表現についてご紹介します。

猫のひげは高感度なセンサー

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猫のひげは、猫の顔をチャーミングに見せるだけではなく、日常生活で役立つセンサーのような役割を担っています。頬だけでなく、目の上や鼻の横、あごの下、というように顔だけで4か所から生えています。実はそれだけでなく、手足にも短いひげが生えており、体全体のひげの数は約50~60本もあるのだそう。

ひげは別名「触毛」といわれていることからも分かるように、その毛の周りには神経が通っており、毛の根元には血管が通っています。そのためひげが何かに触れると、神経を通ってその情報を脳へ運び、「何かがある!」と感じるのです。

視力の弱さを補う役割

「目で確認できるでしょ」と思いがちですが、猫は人の1/10ほどの視力といわれるほど、目が悪い動物。そして野生の頃は夜行性だったことから、視力に頼るのではなくひげのセンサーを大切にしています。

猫のひげのセンサーはとても繊細で、かすかに感じる空気の流れなどもキャッチできるといわれています。室内飼いが多い今でも、猫はひげから得られる情報で「ここは通れるor通れない」といった判断をしているんですね。

ひげを抜いたり切るのは絶対NG!

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猫のひげは被毛より深いところから生えています。そして先述した通り血管や神経が通っているので、強く引っ張ってしまうとかなりの痛みを感じるでしょう。

そして切るのもやめてください!よく「猫のひげは長いので、食事中に汚れる」という話を聞きくことがあります。またフードボウルが小さいと、ひげがフードボウルに当たることを嫌がる猫もいるでしょう。そんなときに「ひげを切りたい」と思う飼い主さんもいるでしょう。

しかし、猫のひげはセンサーの役割を担っているので、もし切ってしまうと空間把握能力が低下し、動きが鈍くなったりフラフラしてしまったりすることも。自然に折れたり切れたりした場合でも、新しく生え変わるまで行動範囲が狭くなることがあります。

ひげの長さは猫個体の大きさに関係があり、行動を補助してくれる大切なものです。「じゃまだろうから…」と飼い主さん判断で抜いたり切ったりするのは絶対にやめましょう。

ひげが抜ける原因|病気

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猫ざそう(猫ニキビ)

猫ざそう(猫ニキビ)は、猫がかかりやすい病気の一つ。年齢に関係なく発病するので注意が必要です。原因としては、フードの食べかすや飲み水の水分などが残ることで皮膚にある常在菌が繁殖し、皮膚に炎症を起こすことが考えられます。

はじめはツブツブの黒い点状のものが顎に見え、悪化すると赤くただれ、脱毛したりひげが抜けたりと、あご周辺に変化がみられます。その頃になると猫も異変を感じるので、引っかいて出血することも。

初期の場合の猫ざそうは、湿らせた温かいタオルや消毒液であごを拭いたり、猫用シャンプーで体を清潔にしたりすると治ることがありますが、炎症や細菌感染が起こっている場合には、抗生剤や抗炎症剤の投与、または軟膏の塗布が必要になることがあるので獣医師へ相談しましょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「病気・症状データベース(猫ざそう)」

猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)

猫エイズウイルスに感染することで発症する病気です。すでに猫エイズウイルスに感染している猫の唾液中にある猫免疫不全ウイルスが、猫同士のケンカなどで負った噛み傷を介して感染します。その他、交尾行為や母猫からも感染します。

徐々に免疫が働かなくなることで、あらゆる病気に対する抵抗力が弱くなってしまうのが猫エイズ。人のエイズと症状が似ているので、この病名が付きました。口内炎や結膜炎、下痢など症状はさまざまですが、同時に他の病気を患うこともあるため、症状が重くなる危険性があります。

長時間かけて徐々に弱っていくので、飼い主さんが気付くのが遅れることも。現在はまだ猫エイズに有効な治療法はなく、発症を遅らせるために健康状態を保つことが大切です。もし発症してしまったら、症状に合わせた対処療法や猫の免疫力をあげるための治療を行います。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「病気・症状データベース(猫免疫不全ウイルス感染症)」

ひげが抜ける原因|ストレスや生え変わり

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ストレス

猫はストレスを感じると白血球数が減少し、ひげが抜け落ちることがあります。大量にひげが抜け落ちているときに動物病院で血液検査を受けると、白血球数が1,500以下になっていることも。その場合、病気が原因になっているか、極度のストレスにさらされていることが疑われます。

病気が原因でない場合は、ストレスの根源を突き止め、速やかにその原因を取り除きましょう。ストレスを蓄積したままにしておくと、免疫力が落ちるなど健康被害を引き起こす場合があります。

生え変わり

人の髪と同じように、猫のひげは定期的に生え変わります。そのため、1~2本のひげの抜け落ちなら心配はいりません。ヨーロッパでは猫のひげが恋のお守りに使用されているので、掃除の際に抜け落ちたひげを見つけたら、お守り代わりに取っておいてもいいかもしれません。

ひげは豊かな感情表現ができる!

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下を向いているひげ「リラックス」

ダランと下を向いているひげは、リラックス状態を表します。

上を向いているひげ「嬉しい!」

まるで口角をあげて笑っているようなひげは、嬉しい気持ちを表しています。

全体に広がったひげ「興味や警戒」

センサーを広げ、周囲に何があるのかを感じ取ろうとしています。

このように、猫のひげにはさまざまな役割がありました。もし抜け落ちた場合は本数や猫の様子を観察し、抜けたひげがあまりに多く異常が感じられたら獣医師へ相談しましょう。

参考/『ねこのきもち』WEB MAGAZINE「えっそんなにすごいの!? 猫のすぐれた五感に迫る!」
    『ねこのきもち』WEB MAGAZINE「病気・症状データベース」
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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