猫と暮らす
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子猫に離乳食を与えるのはいつからいつまで? 時期や量とその方法
「歯が生えてきたころ」に離乳開始
子猫の口を開けて、歯ぐきを優しく触ってみましょう。少し堅いものの存在を感じられるようになります。もし正確な週齢が分からなくても歯が生えてきたことが離乳食開始のサインになります。
最初は離乳食+ミルクから
ただ、最初は子猫が離乳食を食べ物だと思わないかもしれません。まず指先に離乳食をつけて、子猫の上あごに塗りつけてみましょう。「離乳食は味があって、食べられるものなんだ」ということを子猫に認識してもらうのです。
最初は、離乳食にそれまで飲んでいた子猫用ミルクを半分ほど混ぜてあたえましょう。下痢などしないかどうか、様子を見ながら1回に1口程度から始めます。便の調子もよく、下痢などの問題がないなら、欲しがるだけあたえてもかまいません。このころになると、子猫は自分で食べる量を調節できるようになっています。
もし離乳食を食べさせて下痢をしたり、ミルクも口にしないような状態になったら、すぐに動物病院を受診しましょう。
離乳食を食べることに慣れてきたら、徐々に子猫用ミルクの量を減らして、離乳食の割合を増やすようにします。与える頻度は、1日3~4回を目安にしましょう。
生後8週齢を目安に子猫用フードに移行
最初は離乳食に、お湯でふやかしたドライフードを少し足して与えます。ドライフードを食べるようになったら、徐々にその割合を増やしていきます。すべてドライフードになったら、ふやかす水分の量を調節して、硬いままでも食べられるようにしていきます。同時に新鮮な水を、いつでも飲めるように用意することも忘れないでください。
注意したいのは、「総合栄養食」とかいてあるフードを与えること。このフードと水だけで子猫が必要とする栄養をまかなうことができるタイプのフードです。「一般食」という表示のあるフードは、いわば「おかず」で、それだけでは必要な栄養を満たすことができないのです。
子猫用フードに移行完了する時期の目安は、生後8週齢。このころになると体重は1キログラム前後になっているはず。ここから1才になるまでは、子猫用フードを与えるようにしましょう。体がどんどん成長する時期なので、成猫用より高カロリーになっています。
1才になったら成猫用フードに切り替え
新しいフードにいきなり切り替えると食べない場合や下痢などをする猫もいますので、それまで食べていたフードを少しずつ新しいフードに置き換えて、時間をかけてその割合を増やしていくとフードの切り替えがスムーズに進みます。
子猫の離乳食、手作りするなら?
もし市販の離乳食だけでは物足りないのなら、子猫用粉ミルクの粉を振りかけてみたり、ウエットフードを少しだけトッピングしてみたり、子猫用のフードの組み合わせを変えてみて。また、食いつきが悪いときは温度が問題なのかも。熱すぎず冷たすぎず、ぬるま湯でふやかして、人肌になるよう気を配ってみましょう。
オススメ離乳食
JPスタイル 幼猫用離乳食
ネコちゃんの離乳食
FHNウェット マザー&ベビーキャット
まとめ
監修/ねこのきもち相談室獣医師
参考/ねこのきもち特別編集『子ねこのきもち』
文/コージー根本
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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