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野良猫の寿命は短い? もし保護したら寿命は延びる?

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屋外で暮らしている野良猫たち。一見自由気ままに生きているように見えますが、その生活条件は飼われている猫と大きな差があります。そのまま野良猫のままだと、寿命は飼い猫とどのくらい違いがあるのでしょうか? 知られざる野良猫の暮らしに迫ってみました。

野良猫の子猫

野良猫の寿命は平均3~5年程度

飼い猫の寿命が10年以上、ときには20年近く生きる個体もあるのに対し、野良猫の寿命は3年から5年程度だといわれています。もし野良猫の子猫を保護して、室内で飼うことができたとすると、野良猫のままだった場合と比較して寿命に大きな差が出てきます。同じ猫でも寿命にこれほど差があるのはなぜでしょうか?

屋外で暮らしている

飼い猫と野良猫の一番の差は、暮らしている場所の違いです。一時的に外に出かける猫もいますが、基本的に飼い猫は寝食を家の中で行っています。

これに対して野良猫が暮らしているのは屋外。夏は暑く、冬は寒く、雨風をしのぐ場所を見つけるのにも苦労が必要です。とくに冬は、暖かい場所を見つけられずに小さな命を失ってしまう子猫もいることでしょう。子猫だけでなく、病気やケガなどで体の抵抗力を失った成猫にとっても、冬の寒さは大敵です。

さらに、車による交通事故も野良猫の寿命を縮める原因の一つ。このほか、快適な室内と比べて屋外には野良猫がさらされる危険が多く、それだけ猫が感じるストレスも大。場所によっては野良猫同士の縄張り争いも、ストレスを感じる理由になります。それだけ危険とストレス、寒さや暑さに耐えなければいけない屋外は、野良猫にとって安全な生活環境とは言えないのです。

野良猫

成長することがそもそも大変

子猫が屋外で暮らす場合、安住できる家がないということは、すなわち寿命の短さに直結します。まず寒い時期に生まれた子猫は、冬を越せずに死んでしまうことも多いのです。これに加えて親猫とはぐれたところをカラスなどに狙われる可能性もあります。

野良猫にとって、子猫から成猫に成長することはとても大変なこと。子猫時代の死亡率の高さが、野良猫の平均寿命を押し下げているといってもいいでしょう。

飼い主がいない

野良猫は、ケガや病気になっても飼い猫のように飼い主さんが動物病院に連れて行ってくれるわけではありません。病気予防のためのワクチン接種もしてくれません。さらに衛生面でも、トイレの掃除をしてくれる人もいませんし、暮らしている空間を清潔に保ってくれる人もいません。

そんな野良猫の生活環境から考えると、病気やケガをする可能性も大きいと考えられます。そして病気やケガをした場合、飼い主さんのケアや動物病院で治療を受けられる飼い猫と比べて、命を落とす危険性も高いと言えるのです。

食料の確保が難しい

市販のフードであれ手作りのフードであれ、飼い猫は飼い主さんから食事を与えられて暮らしています。ところが野良猫は、いつも食料を得られるわけではありません。野良猫が食料としているのは、一般的にネズミなどの小さな哺乳類や昆虫、小鳥、カエルなどの両生類やヘビなどのは虫類であると考えられます。またこれに加えて人が野良猫向けに用意しているフードを食べている例もあるかもしれません。

とはいえ、これらはいつも手に入るというわけではありません。食料を手に入れるためには狩りをしなければならず、その狩りもいつも成功するとは限らないのです。このような食料についての厳しい状況が、野良猫の寿命にも影響を与えていると考えられます。

飼い猫の寿命が長くなった

野良猫と飼い猫でこれほど寿命の差が出た背景には、飼い猫の寿命が延びてきたという事情があります。猫の飼われ方も徐々に変わりつつあり、完全室内飼いが増えています。屋外での危険やストレスがない室内飼いは寿命を全うしやすいのです。また、動物医療の進化や、飼い主さんの愛猫の健康に対する意識の向上も、飼い猫の寿命が延びてきた理由です。

まとめ

野良猫は、飼い猫に比べるとはるかに厳しい環境で生きています。それが平均で3~5年という、寿命の短さにつながっています。一見自由に生きているようで、その代償は大きいのです。

文/コージー根本
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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