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野良猫の寿命は短い? もし保護したら寿命は延びる?

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屋外で暮らしている野良猫たち。一見自由気ままに生きているように見えますが、その生活条件は厳しく、平均寿命は飼い猫よりも短いようです。そこで今回は、野良猫と飼い猫の平均寿命の違いや、野良猫の平均寿命が短くなる理由などについて解説します。

野良猫の平均寿命はどのくらい? 飼い猫と比べると?

野良猫の子猫

野良猫の寿命は3~5才程度だといわれています。その一方で、飼い猫の平均寿命は、14.2才というデータ(※)が。なかには20才を越える飼い猫も見られるようです。

もし野良猫の子猫を保護して室内で飼ったとすると、野良猫のままだった場合と比較して寿命に大きな差が出てくることがわかります。同じ猫でも寿命にこれほど差があるのはなぜなのでしょうか?

※アニコム『家庭どうぶつ白書2017』より参照

野良猫の寿命が短い理由とは?

野良猫

屋外で暮らしている

飼い猫と野良猫の大きな違いは、暮らしている場所。飼い猫でも一時的に外に出かける猫はいますが、寝食を行うのは基本的に室内です。

一方、野良猫が暮らしているのは屋外。夏は暑く、冬は寒く、雨風をしのぐ場所を見つけるのにも苦労が必要です。とくに冬は暖かい場所を見つけられずに、小さな命を失ってしまう子猫もいるでしょう。子猫だけでなく、病気やケガなどで体の抵抗力を失った成猫にとっても、冬の寒さは大敵です。

さらに、交通事故も野良猫の寿命を縮める原因のひとつ。また、安全で快適な室内と比べて、屋外には野良猫がさらされる危険が多く、その分猫が感じるストレスも大きくなる傾向に。場所によっては野良猫同士の縄張り争いがあるため、それがストレスの原因になることもあるでしょう。

野良猫が暮らす屋外は、寒さや暑さ、危険、ストレスに耐えなければいけない環境なのです。

成長することがそもそも大変

子猫が屋外で暮らす場合、安住できる家がないということなので、すなわち寿命の短さに直結します。先ほども少しお話ししましたが、寒い時期に生まれた子猫は、冬を越せずに死んでしまうことも多いのです。

これに加えて、親猫とはぐれたところをカラスなどに狙われる可能性も。野良猫にとって、子猫から成猫に成長することはとても大変なこと。子猫時代の死亡率の高さが、野良猫の平均寿命を押し下げているといってもいいでしょう。

飼い主がいない

野良猫がケガや病気をしても、飼い猫のように飼い主さんが動物病院に連れて行ってくれるわけではありません。そのため、適切な処置を受けられず、命を落とす危険が高くなります。また、飼い猫のように病気予防のためのワクチンを接種できるわけでもないので、野良猫は病気にかかりやすいともいえるでしょう。

さらに、野良猫には生活空間などを清潔に保ってくれる人もいません。このような生活環境を考えると、野良猫は飼い猫に比べて病気やケガをする可能性が高く、平均寿命も短くなりやすいと考えられるでしょう。

食料の確保が難しい

飼い猫は飼い主さんから食事を与えられて暮らしています。ところが野良猫は、いつも食料を得られるわけではありません。

野良猫が食料としているのは、主にネズミなどの小さな哺乳類や昆虫、小鳥、カエルなどの両生類やヘビなどのは虫類と考えられています。これに加えて、近くに野良猫に餌やりをしている人がいれば、その人からもらうフードなどを食べているケースもあるでしょう。

とはいえ、これらはいつも手に入るというわけではありません。食料を手に入れるためには狩りをしなければならず、その狩りも必ず成功するとは限らないのです。このような食料の確保が難しい状況が、野良猫の寿命にも影響を与えていると考えられます。

飼い猫の寿命が長くなった

野良猫と飼い猫でこれほど寿命の差が出た背景には、飼い猫の寿命が延びてきたという事情があります。猫の飼われ方も徐々に変わりつつあり、完全室内飼いが増えています。

屋外での危険やストレスがない室内飼いは、寿命を全うしやすいのでしょう。また、動物医療の進化や、飼い主さんの愛猫の健康に対する意識の向上も、飼い猫の寿命が延びてきた理由です。

脱走対策をするなど、愛猫を野良猫にさせない工夫も大切

窓に横たわっている怠惰な素敵な黒猫。●窓枠には綺麗な瞳がリラックスしたグレートラかわいい子猫。
Aleksandr Zotov/gettyimages

野良猫は、飼い猫に比べるとはるかに厳しい環境で生きています。それが平均3~5才という、寿命の短さにつながっているのです。

愛猫に安全で快適な環境で暮らし、長生きしてもらうためにも、日ごろから脱走対策をして野良猫にさせない工夫をすることが大切です。以下の記事では猫の脱走対策について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/コージー根本
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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