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警戒心があった子猫が、次男のナデナデで“骨抜き”に? 猫が喜ぶなで方のコツは|獣医師解説

警戒していた子猫も、「ゴッドハンド」の手にかかると……。
なでてもらうつぶあんちゃん
今にもとろけてしまいそう……?
@soynyan222
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@soynyan222さんの愛猫・つぶあんちゃん(撮影時、生後約3カ月)。飼い主さんの次男にナデナデされているシーンなのですが、つぶあんちゃんはなんとも気持ちよさそうな表情を見せています。
なでてもらうつぶあんちゃん
とろ〜ん。。。
@soynyan222
目をつむって今にも眠ってしまいそう……。耳の後ろを優しくカキカキされて、つぶあんちゃんはすっかり“骨抜き”にされちゃった!?

会ってまだ3日目! 「ゴッドハンド」を持つ次男に骨抜きにされたつぶあんちゃん

なでてもらうつぶあんちゃん
警戒心が強いつぶあんちゃんですが、慣れてしまうとものすごく甘えん坊。一緒に暮らしている人のことが大好きなのだとか♪
@soynyan222
飼い主さんの次男のことをよほど信頼している様子がうかがえる動画ですが、実はこのときのつぶあんちゃんと次男は、まだ会って3日だったのだそうです。
飼い主さん:
「大学生の次男が、年末年始の休暇に帰省していたときのことでした。次男はこの休暇で帰省するまでは、つぶあんに会ったことがなかったんです。LINEなどで写真を見せていたので、会うことをとても楽しみにしていました。

帰省初日はつぶあんも警戒していましたが、2日目から次男が“猫好き”で、しかも気持ちよくしてくれる“猫のツボ”をよく心得た人であることがわかったつぶあんは、次男にあっという間に懐きました」
そしてこの動画を撮影したのは、つぶあんちゃんと次男が出会って3日目。すっかり心も体も委ねて、とろけてしまうつぶあんちゃんの様子が撮影できたといいます。
つぶあんちゃん、こしあんくん
《写真手前から》こしあんくん、つぶあんちゃん。飼い主さんの知人に保護され、飼い主さんが飼うことを決めたときの一枚。つぶあんちゃんは「しっかり者」、こしあんくんは「少しドジなタイプ」なのだそう。
@soynyan222
次男にすっかり懐いていた様子を見て、内心では「ジェラシーを感じた」と話す飼い主さん。それには、こんな理由があったようです。
飼い主さん:
「つぶあんが我が家の猫になったのが昨年11月5日のことで、400gほどの子猫の状態から2カ月近く私がお世話をしていました。それなのに、『なんで会って3日目の次男にすべてを預けるくらいメロメロになってしまうのか!』とジェラシーでしたね」
寂しそうな顔のつぶあんちゃん
「猫おじさん(次男くん)もアパートに帰ったし、シーツを洗おうと猫部屋に行くと、猫おじさんの寝ていたベッドでとても寂しそうな顔のつぶちゃん発見」
@soynyan222
ちなみに、次男が帰ってしまった日、つぶあんちゃんは少ししょんぼりした様子を見せていたそうです。

次男の「魅惑の手」に、猫たちはメロメロに!

次男に抱っこされるつぶあんちゃん、こしあんくん
《写真左から》つぶあんちゃん、こしあんくん 「短期間(12/29-1/5)で猫ズをメロメロにした猫おじさん(次男くん)が帰っちゃった…」
@soynyan222
次男の魅惑の手にメロメロになってしまったのは、つぶあんちゃんだけではありません。

飼い主さんによれば、もともと次男の手はなぜかどんな猫でもメロメロにしてしまうのだそう。その様子から、飼い主さんの家では次男のことを「ゴッドハンド」と呼んでいるといいます。
次男にマッサージしてもらう猫たち
「猫専門マッサージ屋さんに行列できてる」
@soynyan222
飼い主さん:
「指先を丸めてソフトタッチで素早くローリングするような、しかもいつもちょっと深爪気味の次男の手が、猫たちにとってちょうどいいのかもしれません。“魅惑のゴッドハンド”となっているようです。

我が家には5匹の猫が暮らしていますが、どの猫も次男にだけは特別に心を許しているような瞬間があります」

【獣医師解説】猫が喜ぶなで方のコツは?

なでてもらうつぶあんちゃん
なでてもらうつぶあんちゃん
@soynyan222
最初は警戒心があったというつぶあんちゃんですが、飼い主さんの次男にナデナデされて骨抜きにされてしまったようです。

つぶあんちゃんの様子や、次男のなで方などからは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「一般的に、猫は顔まわりから首にかけてなでてもらうのが好きなコが多いと思います。腰からしっぽの付け根あたりまでを優しく触られたり、トントンされるのを好むコもいるでしょう。

飼い主さんの次男の様子からは、猫がなでられて気持ちいいと感じる耳の後ろやあごの下を、そっと優しくなでていることが伝わってきます。

また、次男は猫が好きだということから、なでる場所も力加減もつぶあんちゃんの様子を見て少しずつ調節できていたので、つぶあんちゃんも気持ちよさそうだったのではないかと思います」

猫をなでる際のコツやポイントは?

岡本:
「猫をなでるタイミングは、猫から近づいてきたときがよいと思います。機嫌よくなでられていても、『もうなでなくてよい』というタイミングがあるので、それを見逃さないことも大切です。

猫をなでているときに、下記のようなしぐさや行動が見られないか確認してみてください。
・動きが止まる
・しっぽを叩きつける
・耳を後方に引いている
これらの様子が見られたら『もうなでなくていいよ』のサインなので、なでるのやめるようにしましょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/@soynyan222さん/X(旧Twitter)
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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