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保存料が猫に与える影響はあるの?キャットフードの選び方ランキング付

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キャットフードに加えられている保存料とはどのようなものなのでしょうか。今回は、保存料などの添加物が猫の健康に影響を及ぼすものなのか、法律などで定められた基準や制限などから考察し、正しいフードの選び方や人気のフードブランドとともに紹介します。

保存料とは?

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

保存料は、腐敗の原因となる細菌やカビの繁殖を抑制し、保存性を高めるための添加物であり、ペットフードの品質を長期間維持するためには必要不可欠です。ペットフードに使用される主な保存料としては、人の食べるケチャップや練り物、チーズなどにも使用される、食品の指定添加物である「ソルビン酸カリウム」や「デヒドロ酢酸ナトリウム」などがあります。

※指定添加物とは科学的な安全試験によって⼈の⾷品に⼊れることを認められているもの。既存添加物とは⻑い⾷経験があり例外的に使⽤、販売されているものです。また、使用制限のないものが、特に安全性に優れているというわけではありません。

猫の健康への影響は?

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細菌やカビなどの微生物は、人や猫とは体の構造が大きく異なり、その生命活動を維持する仕組みも異なります。保存料は、微生物が繁殖するために必要な条件を阻害することにより、繁殖を抑制する効果を持つ物質のこと。人では食品ごとに使用の上限が設定されていますが、キャットフードについては、通常の使用量では安全性に問題ないので上限が設定されていません。
ちなみに、保存料について、添加物の1つである酸化防止剤と混同するケースがあるようですが、日本の食品添加物においてこの2つはまったくの別物として取り扱われています。これは、、双方とも保存性を高める添加物だから混同されているのではないかと考えられています。

◇酸化防止剤
キャットフードに含まれている脂肪は、光に当たったり空気に触れたりすることで酸化してしまうので、それを防ぐために、化学的に合成されたもののほか、天然由来の酸化防止の役割を果たす栄養成分が、酸化防止剤として使用されています。酸化するとフードの味が落ち、嗜好性が低下するだけでなく、嘔吐や下痢などの症状を引き起こすこともあるため、フードの質と安全を守るためには、保存料とならび必要な添加物といえるでしょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「キャットフードに入っている添加物が気になります。酸化防止剤は、どうして入っているのですか?」

キャットフードに保存料を使用する際の基準と制限

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保存料については安全性が高いため上限が設定されていません。保存料などの添加物は、使用してはいけないものや、使用するにあたって注意が必要な添加物の上限値について、国の法律である『ペットフード安全法』によりきちんと定められています。それは、言い換えれば、ペットフードの安全性を守るために必要な添加物に限り、必要かつ安全な量のみが使用されているということです。なお、その基準は、ペットフードを毎日食べ続けても健康被害が出ることのないように、科学的知見等をふまえて設定されています。また、これらの安全基準は、法律の施行後も追加や見直しが随時行われているため、つねにペットフードの安全についてはきちんと守られているといえるでしょう。


◇フードのパッケージにも表示に関する規制がある
ペットフード公正取引協議会で制定されている『ペットフードの表⽰に関する公正競争規約』においては、添加物を含む原材料についてパッケージに全て記載することに加え、特定の添加物に関しては何の⽬的で使⽤しているのかがわかるよう、その⽤途名も併記することが義務づけられています。どんな物質がどのような⽬的をもって添加物として使⽤されているかについては、飼い主さんの関⼼の⾼い事柄でもあるため、それを正しく伝えるために、この規約が設けられているのです。ペットフード公正取引協議会に所属しているメーカーを確認するのもひとつの⼿かもしれません。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「キャットフードの安全は、どのように守られていますか? ~法律とルール~」

キャットフードの選び方

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キャットフードには添加物が⼊っていないほうがいいのではないかと思われる⽅もいるようですが、前述のとおり、保存料などの添加物はきちんとした役割をもって使⽤されており、また、法律でもペットフードの質と安全が守られているため、必要以上に気にしすぎることはありません。そもそも、体に危険を及ぼすものは添加物として認められませんから安心して下さい。それよりも⼤切なのは、パッケージの情報についてきちんと理解した上で、愛猫にとって適切な栄養バランスのフードを選ぶことです。ここでは、キャットフードの選び⽅のポイントをご紹介します。

◇主食には総合栄養食を!
ペットフードのパッケージには、「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」のいずれかの目的が記載されています。なかでも「総合栄養食」は、そのフードと水だけを食べ続けていても健康を維持することができるように栄養バランスが調整されたフードです。そのため、毎日の食事にはこちらを選ぶようにしましょう。総合栄養食にもさまざまな商品がありますので、愛猫に合ったものを選ぶことが大切です。まずは獣医師さんに相談することがいいのではないでしょうか。

◇愛猫のライフステージに合わせて
「総合栄養⾷」は、「⼦猫⽤」や「成猫⽤」などのライフステージに合わせたものや、「○才以上」といったように詳しい年齢を表⽰しているものまで、さまざまな成⻑段階に合わせたものが販売されています。各成⻑段階によって必要なエネルギー量や栄養素が異なるため、表⽰を参考に、個体差も考慮した上で選択するのも⼿です。

◇ドライフードとウエットフードはどちらにもメリットが◎
フードには、ドライフードやウエットフードなど、さまざまな⾷感のものがあります。大きな違いとしては水分含有量ですが、それぞれにメリットがあるため、どれが一番良いということはとくにありません。

《ドライフード》
水分が10%以下で、細菌やカビが繁殖しづらく保存がききます。価格も比較的安く、肥満予防や毛玉ケアなど、機能性の選択肢も多くあります。

《ウエットフード》
水分が75%程含まれていて、食事から水分を補給することが可能です。やわらかく風味が良いので食欲を刺激することができ、また食べやすいためシニアにも適していることもあります。

みんなが愛用中のフードブランドは?

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では最後に、「ねこのきもちアプリ」ユーザーが選ぶフードブランドランキングを下にご紹介します。愛猫に合ったキャットフードを選ぶ参考にしてくださいね。

ドライフードブランドランキング
1位ロイヤルカナン ジャポン
ロイヤルカナン フィーライン ケア ニュートリション ヘアボール

毛づくろいで飲み込んだ毛を健康的に排出できるよう、最適な栄養バランスに調整されたフード。複数の食物繊維を配合し、健康的な消化管の運動を維持してくれます。猫がしっかりと噛むのに最適な大きさ、形、食感のキブル(粒)です。「ヘアボール」のほかにも、さまざまな猫特有のお悩みに合わせたラインナップがそろっています。
2位ネスレ ピュリナ ペットケア
ピュリナ ワン 避妊・去勢した猫の体重ケア

主原料に新鮮なターキーを使用した、低カロリー・低脂肪設計のフード。体重管理のほか、天然の食物繊維による毛玉の排出サポート、ミネラルバランスの調整による下部尿路の健康維持サポートなど、避妊・去勢手術をした猫の飼い主さんが気になるポイントをケアしてくれます。合成着色料・香料は無添加です。
3位ネスレ ピュリナ ペットケア
モンプチ ドライ 5種のフィッシュブレンド

おいしさと栄養を兼ね備え、味にこだわる猫に人気の総合栄養食。猫が大好きなまぐろとかつお、淡白な味わいの鯛、こだわりのサーモンと小魚と、厳選した5種の食材が絶妙にブレンドされていて、猫を飽きさせません。見た目も楽しい魚形の粒や、香ばしくカリッとした食感にも注目。
4位ユニ・チャーム
銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て

素材のおいしさをギュッと閉じ込め、栄養バランスも考えたフード。猫が飛びつきそうなかつお節&挽き小魚や、カリッとした食感のマグロ入り粒も魅力です。そのほか、天然小魚やまぐろ味フレークなど数種類の素材をミックスした贅沢素材バラエティシリーズ、子猫用、高齢猫用、食事の吐き戻し軽減フードといったラインナップも。
5位日清ペットフード
懐石4dish 瀬戸内の小魚バラエティ

嗜好性の高さと厳選されたトッピングによる飽きないおいしさで、飼い主さんからも好評のシリーズ。小魚、かつお節、かにかまなど、猫の好物を使用しています。脱酸素剤入りの小分けパックで、いつでもできたてのおいしさ。1つの箱に4種類の味が入っているので、愛猫と一緒にその日の気分で選ぶのも楽しそうです。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「ウエットフードブランド部門ランキング ねこのきもちユーザー人気ランキング2019」

ランキング/2019年5月「ねこのきもちアプリ」内調査(回答者数 356人)
※掲載商品はランクインしたブランドの一例を紹介しています。


監修/徳本一義(獣医師)
へリックス株式会社代表取締役社長。大学卒業後、小動物臨床を経て、ペットフード会社で学術部門を担当。現在は、複数の獣医科大学の非常勤講師を兼任。ペット栄養学会理事。ペットフード協会新資格認定制度実行委員会委員長。
徳本先生

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