猫と暮らす
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愛猫の「体重」「飲水量」ちゃんとはかれてる??
だから、猫の平常時の数値を知っていれば、何か異変が起きたときに数値で比較することができ、病気の早期発見にもつながるのです。
今回は飼い主さんに知っておいて欲しい猫の数値の中から、「体重」と「飲水量」のはかり方と基準値について「ねこのきもち」2016年7月号の特集からご紹介します。
[体重編]
1カ月で10%以上の増減は、病気が隠れている可能性大
成猫の理想体重の目安は?
食欲が落ちやすい夏は、健康な猫でも体重が減ることがありますが、涼しくなって元の体重に戻れば心配ありません。ただし、1カ月で10%以上の増減が見られたら要注意。減少は甲状腺機能亢進症などの病気、増加は腹水などが疑われるため、動物病院で受診を。月に1回程度を目安にはかれるといいでしょう。
メス 3~4㎏
飼い主さんはこうやってはかろう
②自分の体重をはかり、①から差し引いた数値が猫の体重
猫がキャリーケースやベットにいたら、そのまま体重計にのせても
ベビースケールを使っても
[飲水量編]
飲水量の急な増加で病気に気付くことも
する「多飲多尿」の症状が表れる病気があるからです。急にふだんの飲水量の1.5倍以上の量を飲み出したり、体重1㎏あたり100㎖以上の水を飲んでいたら、腎不全や糖尿病、子宮蓄膿症などの病気の疑いがあるので受診しましょう。こちらも月に1回程度の目安ではかってあげられるといいですね。
理想の1日の飲水量は?
4㎏台 200㎖
5㎏台 230㎖
飼い主さんはこうやってはかろう
飲水量をはかるときは、猫がその水だけを飲むように、使用する容器は1つにして。
飲み残した水を、計量カップに回収。
飲水量は日によって変わるため、まずは1週間毎日はかり、平均値を出して。
ウエットフードに含まれる水分もプラスして
参考/「ねこのきもち」2016年7月号『見てわかるヘルスチェック』(監修:聖母坂どうぶつ病院 獣医師 鵜飼佳実先生)
文/浪坂一
撮影/中川文作
※この記事で使用している画像は2016年7月号『見てわかるヘルスチェック』に掲載されているものです。
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